「単身世帯」が増え続ける大阪
大阪市の人口は増え続けています。人口に関して、世帯数の推移にも注目しておきたいところです。令和2年国勢調査によると、2020(令和2)年の大阪市の世帯数はおよそ147万世帯で、前回調査(2015〈平成27〉年)のときより約11万世帯も増えています(8.1パーセント増)。そして、世帯数の増加率でも西区が最も高く、22.4パーセントも伸びています。
こうした世帯数の増加は、単身世帯の増加が主な理由です。実際、1世帯あたりの人員は1.87人で、前回調査では1.99人でした。2015年からの5年間で、ますます単身世帯が増えたことを示しています。2021(令和3)年では1.85人になっています。
いうまでもなく、ワンルームマンションの主な居住者は単身世帯です。大阪市でも、とくに中心の6区でワンルームマンションの需要が高まっているのは、経済や交通の中心であるだけでなく、飲食店や娯楽関連の店舗が数多く集まっていて、単身者にとって便利な街だからです。中心の6区は、東京の山手線に相当するJR大阪環状線の内側のエリアと重なるのですが、大阪メトロも利用しやすいために通勤も便利です。しかも、大阪の中心に位置するエリアながら、ワンルームマンションの家賃相場は月7〜8万円程度です。
東京の山手線の内側に住んだ場合、たとえワンルームマンションでも月10万円前後の家賃が必要であることを考えても、若者にとっては住みやすく、満足度の高い地域と考えられるのではないでしょうか。
ちなみに、ワンルームマンション投資に相応しいエリアとして私が推奨しているのは、中心の6区と「新大阪」エリアです。もちろん、新幹線のターミナル駅である点が新大阪エリアをおすすめする最大の理由ですが、新大阪には将来、リニア中央新幹線が開業する予定で、そのことも大きな魅力となっています。大阪の地理関係をあまりご存じない方のために申し添えておくと、大阪駅(梅田駅)と新大阪駅はJRなら1駅、大阪メトロ御堂筋線なら3駅ほどの距離です。
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