(※写真はイメージです/PIXTA)

長い受験生活で、最大の敵を挙げるとすれば眠気です。9浪目から取り入れた睡魔を抑えられるようになった、ある習慣とは。9浪して27歳で早稲田大学に合格した濱井正吾氏が著書『浪人回避大全 「志望校に落ちない受験生」になるためにやってはいけないこと』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

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9浪目から取り入れた睡魔撃退のある習慣

▶「昼寝」昼寝をしない/重要度★★★★☆

私は長い受験生活で、最大の敵を挙げるとすれば眠気だと即答します。

 

先ほどの「暴飲暴食をする」の項目で述べたように、私はいつも14時くらいになると、抗いがたい睡魔が襲ってきました。朝からぶっ通しで勉強しているから無理もないのですが、三大欲求の1つに毎日襲われ、効率が大きく低下してしまいました。

 

でも、9浪目からある習慣を取り入れたことで睡魔を抑えられるようになったのです。

 

そう、昼寝です。なにも1時間も取る必要はありません。10〜15分程度の短時間の睡眠で十分です。私は眠気が襲ってくると、いつも10分程度の軽い睡眠を取るようにしていました。そうすることでリフレッシュして、再びクリアな思考で問題に向かえたのです。

 

しかし、私が通っていた予備校は厳しい管理が売り物で、1時間ごとに警備員が巡回して生徒を起こす環境でした。

 

その中でどのように睡眠を取ったのでしょうか? 答えは簡単です。

 

トイレです。便座に座り、トイレットペーパーのホルダーに肘と頭を置いて寝ていました。

 

人に見られず、さらに無音であったために、寝るには最高の環境でした。でも、あまり寝すぎると次の人に迷惑がかかるので、10分で切り上げて戻るようにはしていましたが。

 

皆さんの中にも、眠いけど教室や自習室で堂々と寝ることに抵抗がある人はいると思います。そんなとき、1つの選択肢としてトイレで寝ることを提示したいと思います。

 

良い子は真似しないでほしいですが、合格するためになりふり構っていられない人はよろしければやってみてください。できれば迷惑になるので和式便器か洋式便器が複数ある環境が望ましいですが。

 

濱井 正吾
9浪はまい

 

 

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本連載は濱井正吾氏の著書『浪人回避大全 「志望校に落ちない受験生」になるためにやってはいけないこと』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、再編集したものです。

浪人回避大全

浪人回避大全

濱井 正吾

日本能率協会マネジメントセンター

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