
長い受験生活で、最大の敵を挙げるとすれば眠気です。9浪目から取り入れた睡魔を抑えられるようになった、ある習慣とは。9浪して27歳で早稲田大学に合格した濱井正吾氏が著書『浪人回避大全 「志望校に落ちない受験生」になるためにやってはいけないこと』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。
毎晩のラーメンを楽しみに勉強に励む
▶「食事」暴飲暴食をする/重要度★★☆☆☆
よく食べることはスクスクと子どもが育つには必須です。でも、受験生からすれば決して好ましいことではありません。
長時間勉強を続ける上での天敵を招き寄せてしまうからです。そう、睡魔です。
かく言う私も、8浪目までこの眠気という外敵と戦い続けました。
私はもともと野球部だったのでたくさん食べる子どもでした。小さいときから親に「昼はカロリーが消化されるのでたくさん食べても大丈夫」と言い聞かされていたので、給食では毎日のように、たくさん欠席者の分を食べ、丸々太って育ちました。
しかし、受験勉強を開始すると、14時頃になると決まって眠くなり、集中力が減退するという現象が起きるようになりました。当時は気づきませんでしたが、これは今思えば紛れもなく昼食の食べすぎによる血糖値の上昇です。
食べ盛りの時期に食べる量を調整するという辛さは、私も食事が生きがいだった人間なのでわかるつもりです。でもやはり、さまざまな環境に触れてきた私の肌感覚として、有名大学に行く人は自分を律する人が圧倒的に多いと実感します。
寝落ちする人は大学も落ちます。
でも、普段から禁欲生活を続けている受験生。楽しみである食事すら奪われては辛すぎると思います。だからこそ、私がやっていたモチベーション維持方法をお伝えします。
それは、勉強を終わらせた夜に食べたいものを食べるということです。
私は最後の年、ラーメン屋に囲まれている京都の一乗寺という場所に住んでいたので、毎晩のラーメンを楽しみに頑張っていました。志望校合格までやりきることができたのも、ラーメンがその日の生きがいを提示してくれたのが大きいでしょう。
5キロ太りましたけどね。
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