(※写真はイメージです/PIXTA)

今後の企業による採用活動は期間の決まった「一括採用」ではなく、期間を限定せず年間を通じて採用活動を行う「通年採用」が主流になっていくと、600社の企業に新卒採用などの組織変革コンサルティングを実施する株式会社Legaseedの近藤悦康代表はいいます。この採用方法は、すでにユニクロやソフトバンクなどが先行して実施しているものです。なぜ変わっていくのでしょうか? データとともに人材市場の現状を紐解いていきます(最新情報は同社HPよりご参照ください)。

 

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変化が生じている「若者の就職観」

新型コロナウイルスの到来によって、学生の中で企業を見る目線に変化が生じているように思います。

 

現在も大手企業に就職を求める安定志向の学生は全体の30%強いますが、学生の中には、新たに「規模や企業名だけで選んではいけない」「リスクイベントがあっても生き残る企業でないといけない」「この先の世の中で必要とされるビジネスをしている会社(これから伸びる会社)の視点で見なければいけない」という意識が生まれています。株で例えるなら、高値で安定している株よりも、グロース株(成長株)を見つけようと学生が考えるようになり、そういう企業が注目を集めている、ということになります。

 

また、就職活動についてのアンケート調査では、「先輩よりも今年の就職活動は厳しくなる(多少+かなり)」と考えている人の割合が、20年卒のときから22年卒の間に約3倍に増えています。厳しくなると思う理由の回答には、企業の採用意欲の低下や景気悪化などの懸念だけではなく、選考基準が厳しくなると捉えている人もいます。

 

出典:マイナビ2022年卒「就職モニター調査」(2021年2 月)
[図表1]22年卒学生の就活意識 「先輩と比較して今年の就職活動は?」 出典:マイナビ2022年卒「就職モニター調査」(2021年2月)

 

このような環境になると、学生の就職活動における行動量が増加します。具体的には、エントリーする社数や選考を受ける社数が増えます。また、就職活動への動き出しも早くなり、就職活動が本格化する前のインターンシップへの参加も積極的になります。

 

インターンシップは、平たく言えば「企業が就業体験の場と機会を提供し、そこに学生が参加できる制度」のことです。学生にとっても自分の人生を投資する先である企業を選ぶ際に、実際に仕事をしてみて判断できるためニーズが高まっています。今では、就活生の約85%がインターンシップに参加し、一人当たり5社も経験をしています。

 

出典:マイナビ2020年卒「企業新卒採用状況調査」(2021年6 月) マイナビ2022年卒「大学生広報活動開始前調査」(2021年2月)
[図表2]インターンシップ参加率・参加社数の推移 出典:マイナビ2020年卒「企業新卒採用状況調査」(2021年6月)
マイナビ2022年卒「大学生広報活動開始前調査」(2021年2月)

 

そして、インターンシップの参加前後で、その企業への就職志望度がどう変化したかを調査した結果では、インターンシップ参加前は「この企業に就職したい」は4分の1未満ですが(24.2%)、参加後は45.9%へと、20ポイント以上増えています。実際に企業と接点をもつことで、就職先として意識したり、志望する度合いが高まったりしたと考えられています。

 

出典:キャリタス就活2020「学生モニターインターンシップ特別調査レポート」(2019年4 月)
[図表3]インターンシップ前後での就職志望度の比較(2020 年卒) 出典:キャリタス就活2020「学生モニターインターンシップ特別調査レポート」(2019年4月)

 

また、インターンシップを経験した企業の選考を80%を超える人が受け、インターンシップに参加した企業に入社する確率は約40%あります。つまり、10人のインターンシップを受け入れると4人採用できる可能性があるので、これからの大卒の採用活動において、インターンシップの活用は必要不可欠と言っても過言ではありません。

 

出典: リクルート就職みらい研究所「就職プロセス調査~就職活動・採用活動に関する振り返り 調査データ集」(2021年3 月)
[図表4]インターンシップ参加企業への入社予定 出典: リクルート就職みらい研究所「就職プロセス調査~就職活動・採用活動に関する振り返り
調査データ集」(2021年3月)

 

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※本記事は、近藤悦康氏の著書『99%の会社が知らない「超・デジタル採用術」 オンラインでも応募者の心は「見える化」できる!』(徳間書店、2022年1月29日刊)から一部を抜粋し、再編集したものです。

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近藤 悦康

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