「音声通話サービス」の落とし穴
▶「息抜き」夜更かししての通話をする/重要度★★☆☆☆
夜遅くまで宴に参加している。実はこれ、最新の多浪あるあるです。
2021年初頭に現れ、一世を風靡した通話機能「Clubhouse」。大勢で集まり直接話ができなくなって久しい世の中のニーズとマッチして、学生からビジネスマンまで、毎晩大人数で夜遅くまで通話が行われていました。
それに付随して大多数で会話できる音声通話サービスが多数リリースされましたが、その中には受験生が同じルームに集まって大人数で長時間会話している空間がよく見られます。悪循環に陥るこの最果ての場所はまさにサイバー亜空間です。
例えば、Twitterの音声通話機能「Spaces」では、「浪人界隈」という3浪・4浪・5浪などの猛者たちがゴロゴロうごめくコミュニティがありました。
たまに、30分、1時間と短時間だけだと決めてストレスの共有や情報交換などをするなら生産性も高くなるしいいでしょう。
しかし、実際には勉強と関係ない雑談が長時間に及んでいることもしばしば。話を聞くだけの浪人生聴衆も大勢いて、有名人のトーク番組の生収録のような空気が流れていました。これでは勉強にメリハリをつけるのは困難で、生産性が下がるだけです。
スマートフォンを勉強の補助として使うのはいいですが、娯楽に使用するのは危険です。
大学に合格するまでは、やってもやっても足りないと思えることがたくさんあります。私も合格した年ですら、直前期になっても英語や国語の過去問で合格点がなかなか取れず、過去の怠惰な時間を悔やみ続けたものです。
できれば音声通話は1日1時間以内にして、限られた時間を有効に使いましょう。そうすることで、浪人も一生に1回以内に抑えたいものですね。