試験当日、不測のアクシデントに見舞われる人、回避できる人 (※写真はイメージです/PIXTA)

試験当日、遅刻に始まり、忘れ物をした、財布を落とした、電車を乗り過ごした、乗り換えを間違えたなどの想定外の出来事が何か1つは現れると考えておいたほうがいいでしょう。9浪して27歳で早稲田大学に合格した濱井正吾氏が著書『浪人回避大全 「志望校に落ちない受験生」になるためにやってはいけないこと』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

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アクシデントは試験に悪影響をもたらす

▶「試験当日」試験開始ギリギリで会場に着く/重要度★★★★★

不測のアクシデントで当日の試験を受けられなくなる……さすがにこんなことあり得ないと思いますよね?

 

あり得るんだなぁ。はまを

 

多浪という選択は、世間一般のレールからの逸脱を選ぶことを意味します。そうした人生ハードモードを選ぶ人たちの中にも2種類いて、世間から好奇の目にさらされる屈辱を受け入れてでも志望大学を目指すという固い決意を持っている人と、マイペースで世間の目に無頓着な人がいます。

 

アクシデントが多発するのは後者のパターンです。遅刻したり、受験そのものを放棄したりする知人がけっこういました。

 

もちろんこうした事例は多浪生に限りません。現役生や浪人生でも試験前日や当日ともなると緊張で何も手がつかなくなり、アクシデントが続出することがあります。定番の遅刻に始まり、忘れ物をした、財布を落とした、電車を乗り過ごした、乗り換えを間違えたなどの想定外の出来事が何か1つは現れると思っていたほうがいいでしょう。

 

その際に時間がないと、焦ってまともな思考力や集中力が失われ、開始時刻までに解決しても精神的な動揺が残り、試験に悪影響をもたらす可能性があります。

 

だからこそ、事前準備は必ずしておきましょう。私はいつも試験当日までに、必ず試験会場に至るまでの公共交通機関の乗り換えを細かくチェックして、会場の下見をして、当日も1時間以上前に会場に入り、机で最後の詰め込みを行っていました。

 

「1時間以上前は早すぎませんか?」と思う人もいるでしょう。ですが、これくらい余裕を持って会場に入る想定をしておくことで、あらゆるアクシデントに対応できるようになります。遅刻予防はもちろんのこと、時計や文房具を忘れても買えますし、電車の中にものを置き忘れても間に合いますし、電車の遅延や乗り換えミスをしても挽回できます。

 

「1時間以上時間がある」といった精神的な余裕は本当に大きいのです。もし、到着が試験開始30分前なら、こうしたアクシデントが起きた場合に対処できませんし、パニックになるでしょう。

 

少々アクシデントがあっても試験で過去最高のパフォーマンスを発揮できる人もいますが、それはごく一部の人。入念に下準備をして、本番で力を出し切る訓練の量もさることながら、力を出し切るための環境作りにも抜かりがないことが前提なのです。

 

幸い、私も最後の受験となった早稲田大学教育学部の試験では、完璧に集中できて、過去最高のパフォーマンスを発揮することができました。

 

「備えあれば憂いなし」です。

 

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    9浪はまい

    兵庫県出身、1990年11月11日生まれ。31歳。大阪産業大学経済学部経済学科に入学後、龍谷大学経済学部現代経済学科に編入学し、卒業。 高校時代にいじめを受けたことから、いじめっ子を社会的に偉くなって見返したいと思い、在学中から仮面浪人として受験勉強を4年間続ける。大学卒業後、証券会社に契約社員として就職したが10日で自主退職、同月中に配置薬会社に再就職。昼は会社、夜は予備校という生活を退職まで過ごす。在職時は、自分の失敗や弱さを顧客に晒して不安を共有し、同じ目線に立って長時間にわたり話を聴く営業スタイルでトップセールスマンとなり、受験費用300万円を貯める。同社退職後は2年4ヶ月間受験勉強に専念し、9浪で早稲田大学に一般受験で合格し、教育学部国語国文学科に入学。現在は同大を卒業後、株式会社カルペ・ディエムにて教育事業を担当している。
    くわえて、『バンカラジオ』(登録者41.8万人)、『トマホーク』(登録者10.9万人)といった若年層に人気のエンタメYouTubeチャンネルに出演を続けながら、他の教育系YouTuberの動画にも出演し、自身の人生体験を話している。メディア出演として、「アベマプライム」(AbemaTV)など。「AERA dot.」「プレジデント」「北日本新聞」など取材多数。Twitterフォロワー19500人(2022年2月28日現在)。

    著者紹介

    連載9浪生が語る「浪人完全回避」の法則

    本連載は濱井正吾氏の著書『浪人回避大全 「志望校に落ちない受験生」になるためにやってはいけないこと』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、再編集したものです。

    浪人回避大全

    浪人回避大全

    濱井 正吾

    日本能率協会マネジメントセンター

    受験人口の減少や大学は誰でも入れる「全入時代」と言われて久しいが、それでも有名大学を中心に実質倍率3倍以上の大学が多数あるなど、多くの現役生や浪人生が厳しい戦いを強いられている現状がある。特に昨今は現役志向の増…

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