※画像はイメージです/PIXTA

企業に、自社の社風に合う社員を獲得したいという思いがあっても、転職が当たり前の時代、社風が合わないことを理由に退職する人も多いです。では、社風に合う社員はどのように採用したらよいのでしょうか? みていきます。

 

自社の社風に合う社員を獲得するには?

あなたの家庭にも、「夕食中はテレビを見ない」とか「ゲームは17時まで」、「正月は必ず実家に集まる」など、さまざまなルールがあるでしょう。それを守ることで家族の一員になるはずです。

 

会社でも同じです。自社のルールがあり、それを当たり前に守ることで社の一員になるのです。社風をつくりたいならば、守らせたいルールをつくること、それを適宜変更しつつ、徹底して守らせること。これを繰り返すのです。

 

採用面接では、応募者に自社のルールを伝え、それに関してどのように感じるかをヒアリングしましょう。中途採用であれば、前職ではどのようなルールがあり、それに対してどう感じていたか聞くのです。前職のルールを批判する人は、自社でも時間が経つにつれて同じことをする可能性があるため、採用は見送ったほうがよいでしょう。

 

また、自社のルールを伝えたうえで、自社に興味を持つことを質問していくことも大切です。なにも興味がないのであれば、自社のルールをもとにどうしたいかなどを重ねて問うていきます。面接だけで人となりがわからないのであれば、試用期間を設けるなどして、採用後に自社のルールに順応することができるかどうか、言動をもとに判断するしかないでしょう。

まとめ

いまの社風を維持するか、新たにルールを決めて社風を変えていくかを考えることは大切です。よい社風はそのままに悪い部分を変えていくためには、慣習的なものを含め、いまあるさまざまなルールを明文化して、シンプルにわかりやすいものにしていくことが有効です。

 

社風が生まれることにより会社が同じ方向を向き、そのルールに共感する人を採用することでより強い組織をつくることができるでしょう。採用を機会に、「社風=自社のルール」を考えてみることをおすすめします。

 

 

武田 充彦

株式会社識学

大阪営業部 大阪1課 シニアコンサルタント

 

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