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遺産相続の手続きにはどのような費用がかかるのでしょうか? 支払うべき相続税の金額だけではなく、相続のための手続きや相続放棄にかかる費用についても解説していきます。

自動車の相続による名義変更でかかる費用

被相続人が保有していた自動車を引き継ぐときには、名義変更の手続きが必要です。その際にかかる費用や、手続きを代行してもらう場合の費用相場はいくらくらいなのでしょうか?

 

車庫証明やナンバープレート代など

自動車の名義変更に必要な書類は下記の通りです。費用がかかるものはいくらくらいなのかも、合わせて紹介します。

 

• 車庫証明(取得から1ヵ月以内):2,500~3,000円

• 印鑑証明書(取得から3ヵ月以内):500円

• 自動車税/自動車取得税申告書:200円

• 実印

• 手数料納付書

• 移転登録申請書(OCRシート1号用紙)

 

このほかに県外の所有者から名義変更をするときには、ナンバープレートも変更しなければいけません。変更にかかるのは1,500~3,000円ほどです。

 

車庫証明の取得には、平日の日中に警察署へ行かなければいけませんし、書類がそろったら陸運局での手続きがあります。土日しか仕事を休めない場合には、手続き代行を利用するとよいでしょう。

 

手続き代行を依頼すると手数料がかかる

手続き代行には費用がかかります。ディーラー・自動車販売店・整備工場などで請け負っているため、いつも利用しているところへ相談するとよいでしょう。行政書士のなかにも、手続きを請け負っているケースがあります。

 

費用の相場はどこへ依頼するかで異なるため、比較すると価格の差が大きいことも珍しくありません。安ければ1万円ほど、高ければ5万円を超すこともあります。

預貯金の相続にかかる費用

預貯金の相続をする際にも費用が必要です。自分でも手続きは可能ですが、代行してもらうことで無用なトラブルを避けることにもつながります。

 

自分で手続きしない場合は代行手数料

相続手続きを行政書士・弁護士・司法書士などへ依頼すると、1件あたり『2~10万円』程度の費用が必要です。このほかに必要書類の発行手数料や作成費用もかかります。

 

自分でもできますが、取引銀行が複数あるとそれぞれで手続きが必要ですし、銀行へ複数回行かなければいけません。相続人全員の署名・実印の捺印をもらう必要がある点も、手続きが複雑に感じられる理由です。

 

また被相続人が死亡した時点で、預貯金は相続人の共有財産となります。銀行が死亡の事実を知った段階で口座は凍結されますが、それまでに出金していると、必要な費用でもトラブルに発展するかもしれません。

 

手続きを依頼することでトラブル回避にも役立つでしょう。

 

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本連載は、税理士法人チェスターが運営する「税理士が教える相続税の知識」内の記事を転載・再編集したものです。

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