9浪目にして初めて文法力・精読力不足を知る
▶「インプット」インプットだけアウトプットだけの勉強をする/重要度★★★★★
英単語力が早慶レベル、でもどこの大学にも箸にも棒にもかからない。こんな受験生、身近にいませんか? ええ、私です。
私は8浪目まで、先生が授業をして残り時間は自習という塾に通っていました。とにかく勉強時間を取って、先生や受験生・ОBの大学生がすすめてくれた参考書を何度も何度もやったのですが、成績は伸びませんでした。
夏に解いたセンター試験の英語も、関関同立の英語も7割を最後に頭打ちになり、伸びなくなりましたし、入試本番にほぼ初めて解いた早慶上智の英語はもう壊滅的。何も読めずほぼすべて3〜4割の正答率でした。
何時間も勉強しているし、『ターゲット』や『速読英単語上級編』の単語もほぼ覚えているはずなのになぜ英語が読めないのだろう……?
その理由は、予備校を変えてからわかりました。
私はあまりにも英文法の理解と精読力が不足していたのです。英単語や英熟語・構文がわかれば英語が読めると思っていたのですが、実際はそんなことはありませんでした。
私は9浪目にして初めて、文法力・精読力などを身につけないと英語が読めるようにならないことを予備校の指導により学んだのです。実際、文法書を読んで理解できずに後回しにしていた関係代名詞の仕組みを初めて知ったのがこの最後の年なのです。
「単語ができて文法ができないタイプは珍しい」
と講師に言われましたが、大勢の中高生が大事にしている英文法の理解を蔑ろにしたまま、私は最後の年の受験を戦おうとしていたのです。
でも独学で一から勉強しようとなると、勉強方法などわかりません。受験生にとっての当たり前は、私にとっては衝撃でした。私は今までひたすらインプットしかしていなかったのです。サンプルこそ少ないですが、底辺高校からの逆転合格を狙うような生徒は、もしかしたら私のようなケースに陥っているかもしれません。
ゼロから受験をする人は、勉強方法から教えてもらえる予備校、できれば個別指導の塾に行くのがいいでしょう。そしてそこで必ず知識の定着具合をテストで確認してもらってください。いくら有能な講師が揃っても、私が行っていたような、定着度の確認をしない予備校では成績が伸びません。
私にとって幸いだったのは、膨大な時間を取られる英単語や英熟語の暗記を、8浪目までにほぼやってしまっていたことです。
だからこそ、英文法や精読の練習を突貫工事で埋めることで、短期間でそれなりに成績を向上させることができました(それでも早慶を目指すには心許ないレベルでしたが、前年度3割だった教育学部の英語で62%取ることができました)。
インプットとアウトプットはどちらも大事です。偏らないようにしましょう。
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