1日単位ではなく週単位で目標を設定する
▶「勉強計画」急な用事に計画を崩される/重要度★★★★☆
受験生といえども、毎日勉強だけを続けることはできません。体調不良、親族の冠婚葬祭などで、毎日ギッシリ詰め込まれた勉強計画が思わぬことで崩されるものです。
私も最後の年、体にたくさんの不具合が出てスケジュールに狂いが生じました。眼科で重度のドライアイと診断されて目薬をもらったり、歯科で神経までいった虫歯の治療をしてもらったり、定期的に通院をしなければならなくなったのです。
その結果、その日のうちに覚えようと思っていた量に到達できないことが増え、次の日以降の勉強時間を無理やり増やして取り戻そうとして睡眠時間が少なくなり、集中力を欠くようになりました。
受験勉強と向き合う以上、毎日設定した目標をクリアするのはなかなか難しいものです。こうした時間を勉強に割けず、予定の消化ができないことに焦り、イライラしてリズムを崩されることはあるあるです。
私もよくこの負の循環に陥ってしまっていました。
例えば、来週に確認テストがあり、その出題範囲が英単語帳1〜1000だとします。この場合、私は毎日の目標を「範囲の5分の1である1〜200を完璧に理解する」と設定していました。でも、不測の事態があって達成できない場合もあります。そんなときは、やはり大変焦りました。そのときの焦燥感は昨日のことのように覚えています。
しかし、あることを実践するだけで少し気持ちが楽になりました。ゆとりを持って計画を設定するようにしたのです。1日単位で目標を決めるのではなく、週単位で設定する。これを意識することで、急なイレギュラーにも対応できるようになりました。
「5日で1000語を覚えて、残り2日で復習をすればいい」と思うと、最初の1日で目標を達成できなくとも、次の日以降の各科目の勉強時間を調整すれば済みますからね。
綿密な計画も大事ですが、余裕を持たせたほうが心にもゆとりが生まれますよ。ゆとり世代真っ只中を生きた人間のワンポイントアドバイスでした。
濱井 正吾
9浪はまい
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