参加者1/3が父親。ベトナム語を話せない親も
パイロット期間中のプロジェクトは好評を博している。ジエンビエン省トゥアンジャオ郡の母親であるロティ・ドゥイエンさんは、良い親になるための新しいスキルをたくさん学んだと語った。
「私は、子育てに学習と実践が必要であることを知りませんでした。このコースの後、私は子供と遊ぶこと、子供を理解すること、子供と話すこと、子供との絆、そして特に怒りをコントロールし、子供を叱らないことがいかに重要かを知りました」と彼女は話した。
ジエンビエン省労働・障害・社会問題局代表のグエン・ティ・キム・オアン氏によると、このプロジェクトに参加した2760人のうち756人が1歳から8歳の子供を持つ父親であったと言う。
参加した親たちは皆、恵まれない地域であるトゥア・チュア、ジエン・ビエン・ドン、トゥアン・ジャオ地区に住む少数民族である。彼らは8セッションからなる子育てスキルのコースに参加した。オアン氏によると、ほとんどの親はこのコースに満足しているが、ベトナム語が苦手な人もいるので、民族の言語を話せるガイドがいると非常に助かるそうだ。
専門家によると、このプロジェクトをさらに長期に渡って成功させるためには、3つの要素に注目する必要があるという。それは、15都市・省の自治体・部局・女性組合からのコミットメントと投資、保護者の子育てスキル向上をサポートするトレーナーやファシリテーターの効果とスキル、そして社会福祉、保健、教育、大衆組織など主要セクターや機関の連携である。