注目の住宅プロジェクトが始動
ハノイ市建設局は、外国人向けに販売可能な1,200戸以上の住宅を、注目の2つの住宅プロジェクト「ルミ・ハノイ」と「ヘリテージ・ウエストレイク」で承認した。
この決定は、ハノイ市が国際的な不動産投資をさらに誘致するための取り組みの一環である。
ハノイ市建設局は、アインサオ不動産社とキャピタルランドが開発した9棟の住宅タワーにある1,181戸の外国人向け販売を許可した。これらの住宅は、ナムトゥリエム区タイモー地区のビンホームズスマートシティ複合施設内に位置する「ルミ・ハノイプロジェクト」に属しており、全体で3,950戸ある住宅のうち約30%が外国人に販売可能となっている。
また、外国人向けに販売が承認された51戸の住宅は、テイホー区で人気を集める「ヘリテージ・ウエストレイク」に属している。この複合施設はシンガポールを拠点とするキャピタルランドが手掛けており、全体の約29.5%が外国人向けに提供されている。
外国人向け販売の背景
今回の動きは、今年10月にハノイ市内の5つの住宅プロジェクトが外国人向け販売を承認された流れを受けたものである。その中には、ビンホームズスマートシティ内の「インペリア・スマートシティ」開発プロジェクトの3棟(Z38M.1、Z38.1、U39.1)が含まれており、HBI Joint Stock Companyが手がけている。
また、同じくビンホームズスマートシティ内にある、SV タイ・ハノイ不動産開発株式会社の「マスタリ・ウエスト・ハイツプロジェクト」のタワー(U35.1、U35.2、U35.3)や、マイリン国際投資有限会社の「マトリックス・ワンプロジェクト」のタワー(HH2-1A)も、外国人向け販売が承認されている。
タインスアン区のグエン・トゥアン通り107番地に位置する「ヴィハ・コンプレックス」は、スアンロックト有限会社とトンニャット印刷貿易株式会社が共同で開発した複合住宅プロジェクトで、こちらも外国人の所有が許可された。
外国人による住宅購入の現状
ベトナム建設省のデータによると、2015年から2023年第3四半期までの間に、3,000人以上の外国人がベトナムで住宅を購入した。そのうち50%以上(約1,765戸)がハノイ市に集中しており、購入者の多くは中国、韓国、シンガポール、アメリカ、オーストラリア、日本、マレーシアから来ている。
今年上半期だけでも、ハノイ市では1,000戸以上の住宅が外国人に販売された。
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