24年ぶり円買い介入も…ただの「応急処置」に過ぎないワケ【国際金融アナリストが予想】 (※画像はイメージです/PIXTA)

9月22日(木)、日本では24年ぶりとなる「円買い介入」が実施されました。これにより、前日のFOMCを受けて1ドル146円に迫っていた米ドル/円が、一気に140円まで円高が進むなど荒い値動きをみせています。そのようななか、マネックス証券・チーフFXコンサルタントの吉田恒氏は、この歴史的な円買い介入をただの「応急処置」に過ぎないとみており、円安トレンドは当面続くと予想しています。それはなぜか……また、そうであれば円安ピークの水準はどこか、みていきましょう。

「9/27~10/3のFX投資戦略」のポイント

【ポイント】

・先週はFOMCと、その後実現した24年ぶりの円買い介入により米ドル/円は上下ともに大きな動きとなった。

・ついに介入実現となったが、大きな米ドル高・円安の流れは変わらないのではないか。まだ当面140円を大きく割れることすらなく、145円を超えたら1998年の米ドル高値147円台更新トライの可能性が髙そう。今週の予想レンジは140~146円中心で想定。

先週の米ドル/円相場…米ドル高値更新後に介入で急落

先週の米ドル/円は、21日のFOMC(米連邦公開市場委員会)を受けて米ドル高値を更新、一気に146円に迫るところとなりました。ただ、これに対して22日、24年ぶりの米ドル売り・円買い介入出動となったことから、一転して140円割れ近くまで米ドル急落となる場面もありました(図表1参照)。

 

出所:マネックストレーダーFX
[図表1]米ドル/円の1時間足チャート(2022年9月21日~) 出所:マネックストレーダーFX

 

このFOMCから介入にいたるまでの展開は、ほぼ前回のレポート(関連記事:荒れ模様の米ドル/円相場…「為替介入」はいつ発生するか【国際金融アナリストが予想】)で予想した通りだったといえそうです。

 

ただ、そうはいっても、日本の通貨当局の対応は飽くまで口先のけん制にとどまり、実際の介入はないだろうとの見方も少なくなかったようですし、なんといっても24年ぶりの円買い介入の実現であり、そして実際に145円台から140円割れ近くまで約5円もの米ドル急落となったことで、為替動向への注目ががぜん高まったのは当然でしょう。

 

そこで今回は、介入を受けた今後の展開について解説していきます。結論からいうと、大きな米ドル高・円安の流れは変わらないと考えています。具体的には、まだ当面140円を大きく割れることすらなく、145円を超えたら、1998年の米ドル高値の147円台更新をトライする可能性が髙いのではないでしょうか。

 

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    マネックス証券  チーフ・FXコンサルタント兼マネックス・ユニバーシティ FX学長

    大手の投資情報ベンダーの編集長、社長などを歴任し、国際金融に関する情報発信の分野で活躍。 機関投資家に対するアナリストレポートを通じた情報発信はもとより、近年は一般投資家および金融機関行員向けに、金融リテラシーの向上を図るべく、「解りやすく役に立つ」事をコンセプトに精力的に講演、教育活動を行なっている。 2011年からマネースクエアが主催する投資教育プロジェクト「マネースクエア アカデミア」の学長を務めた。 書籍執筆、テレビ出演、講演等の実績も多数。

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