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夫の死亡リスクを考えた妻の年金設計
▶50代主婦の遺族年金/夫が先立つと年金が激減してしまう
現状
50歳の専業主婦。12歳年上の夫はすでに再雇用に入り、65歳まで働く予定です。妻は基礎年金だけですが、夫は正社員なので基礎年金・厚生年金の両方を受け取れます。さらに、企業年金も年間60万円あります。
65歳からの年金受給額の見込みは、
●妻──月額約6.5万円(年額約78万円)
●夫──月額約20.5万円(年額約246万円)
夫婦合わせて月額約27万円となります。これなら平均的な老後生活を送れるはずですが、夫とはだいぶ年が離れており、夫に先立たれたあとの生活も考えておきたいところです。
夫の死後の基礎年金は月額約6.5万円
遺族厚生年金は月額約7万円
合計すると月額約13万円。ほぼ半分に減ってしまいます。
対策
ただでさえ平均寿命は女性のほうが7年長いうえに、この年齢差です。妻が一人残される確率は高いでしょう。
「夫が亡くなったとしても遺族年金が出る」と安心しがちですが、遺族厚生年金は原則、夫の厚生年金の4分の3です。また、夫が亡くなると受け取っていた企業年金も打ち切られます。
年金暮らしの専業主婦にとっては大きな痛手です。長く生きれば生きるほど、厳しい生活を強しいられるかもしれません。
そこで、妻の基礎年金を繰下げ受給します。
繰り下げる期間は長いほうがいいでしょう。最大で75歳まで可能ですから、75歳を目標にします。
とはいえ、堅苦しく考えなくて大丈夫。途中で生活費に困ったら、その時点で受給を開始できます。繰下げ受給は柔軟性が高いこともメリットです。
75歳まで繰り下げると、基礎年金は月額約12万円に増えます。遺族厚生年金と合わせれば約19万円になります。
長尾 義弘
フィナンシャルプランナー
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