海外企業との国際取引では、契約書が特に重要となります。内容を理解しないままあいまいな契約をしてしまったり、相手に提示された契約書をそのまま受け入れてしまったりすると、思わぬトラブルに発展してしまうかもしれないと、企業法務に詳しいAuthense法律事務所の西尾公伸弁護士は警告します。海外企業との取引について、これだけは注意すべき5つのポイントをみていきましょう。
国際取引の注意事項まとめ
国際取引では、契約書が特に重要となります。契約書の内容をよく理解せずに契約を締結したり、相手が提示した契約書をそのまま受け入れてしまったりすることは避け、きちんと内容を精査しましょう。
国際取引は、特に専門的な知識が必要となる分野です。
冒頭でご紹介した事例にみられるように、相手との取引上の関係性によっても、取り得る対処法は変わってきます。トラブルを避けるためにも、あらかじめ国際取引を専門とする弁護士へ相談し、契約書の確認をしてもらうなどの対策をすることをおすすめします。
西尾 公伸
Authense法律事務所
弁護士
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第二東京弁護士会所属。中央大学法学部法律学科卒業、大阪市立大学法科大学院修了。
ベンチャーファイナンスを中心とした企業法務に注力し、当時まだ一般的な手法ではなかった種類株式による大型資金調達に関与。新たなプラットフォーム型ビジネスの立ち上げ段階からの参画や、資金決済法関連のスキーム構築の実績も有する。ベンチャー企業の成長に必要なフローを網羅し、サービスローンチから資金調達、上場までの流れをトータルにサポートする。
顧問弁護士として企業を守るのみならず、IT/ICTといったベンチャービジネスの分野における新たな価値の創造を目指すパートナーとして、そして事業の成長を共に推進するプレイヤーとして、現場目線の戦略的な法務サービスを提供している。
Authense法律事務所(https://www.authense.jp/)
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