(※写真はイメージです/PIXTA)

うまくいくチームのリーダーは、「アクション」だけでなく「リアクション」も大切にしています。たとえば、部下から「報告・連絡・相談、質問、提案」などがあったとき、対応が上手なのです。エグゼクティブコーチの大平信孝氏が著書『部下は動かすな。』(すばる舎)で解説します。

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リアクション上手の上司がやっていること

■たった一言で部下のモチベーションは上がる

 

逆に言えば、うまくいくチームのリーダーは、「アクション」だけでなく「リアクション」も大切にしています。たとえば、部下から「報告・連絡・相談、質問、提案」などがあったとき、対応が上手なのです。

 

「言いにくいことを言ってくれてありがとう!」
「早速の報告、助かったよ」
「それは大変だったね」
「それは、いい質問だね」
「うまくいってよかった! 私も嬉しいです」
「提案してくれてありがとう。検討して結果をあとでフィードバックするから」

 

など、たった一言だけでも、リアクションを返しているのです。それだけで、

 

「早めに相談や報告をしてよかった。何かあったらまた相談や報告をしよう」
「この人は、自分のことをわかってくれている」
「(提案が採用されるかは別として)自分の提案をちゃんと聞いてくれた。また提案してみよう」

 

など、部下が前向きになり、チームとして機能するきっかけを掴めるのです。

 

そして、リアクション上手の上司のもとで、普段話を聞いてもらっている部下のほうが、上司からのアクションを受け入れやすいです。

 

「いつも話を聞いてくれる上司の言うことなのだから聞いてみよう」
「普段お世話になっているから、この人の言うことは聞こう」

 

となっていきます。

 

部下とのコミュニケーションに課題があると思っている方は、「アクション」を変えたり増やしたりするのではなく、まずは部下に対して、しっかり「リアクション」することから変え、実践してみてください。

 

大平信孝
株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役

 

 

※本連載は、大平信孝氏の書籍『部下は動かすな。』(すばる舎)から一部を抜粋し、再編集したものです。

部下は動かすな。

部下は動かすな。

大平 信孝

すばる舎

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