できる人ができる仕事をする
②分からないことは素直に聞く
業務の「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」を実践します。
特に入社当初は分からないことだらけのはずなので、積極的に質問や相談をすべきです。最初にしっかりインプットしておかないと、しばらく経ってからでは聞きにくくなってしまいます。
「ここが分からないので教えてください」「これはどうしたらいいですか?」と素直に質問したほうが、聞かれたほうも教えやすく、頼られてうれしい気持ちになります。質問することで会話のきっかけにもなります。
一度教わったことは忘れないようにメモやマニュアル化するなどして、何度も聞き直さないようにすると、真面目で飲み込みが早い印象をもってもらえます。
③文化が違うことを受け入れる
田舎に行くほど都会のビジネスライクな職場とは人間関係の密度が違います。煩わしいなと思うこともあると思いますが、そこは郷に入っては郷に従えです。
また、会社ごとに社内ルールや仕事のやり方などが違うことも多々あります。そういうとき、前職ではどうだったとか、自分はこのやり方が正しいと思うと主張するよりも、まずは新しい職場のやり方でやってみることを勧めます。否定されて良い気持ちがする人はいないからです。
どうしても自分には合わないという場合は、「この部分がしっくりこないのですが、皆さんは気になりませんか?」「こういう別のやり方もあると思うのですが、どうでしょうか?」のように提案すると、前向きな改善ができます。
④職場の人間関係を把握する
仕事をするうえで何を誰に聞くのがいいか、誰が決定権をもっているか、職場のキーマンは誰なのかなどを観察して、人間関係やパワーバランスを把握します。信頼できそうな人や相談できそうな人がいれば安心です。
メンバーシップ型雇用の会社では、社員がそれぞれジェネラリストとして複数の領域をカバーし合いながら全体としての調和を取っていることが多いです。そのぶん人間関係やパワーバランスも複雑になりますから、単に役職や肩書だけで判断しないように気をつける必要があります。
また、社員だけでなく派遣社員やパートなどにも配慮できるとよいと思います。地方の中小企業では、ベテランのパートが社内の人間関係のキーマンだったりすることもよくあります。
⑤転職後3カ月は様子を見る
万一、自分にはこの職場は合わないかもしれないと思っても、3カ月くらいは様子を見るべきです。単に自分が仕事に慣れていないだけで、業務が飲み込めればその先はすんなりいくこともあります。
また、仕事ができる人だと認められると、追加業務を任されることもあります。「できる人ができる仕事をする」というのはメンバーシップ型雇用の会社では当たり前のことなので、追加業務は想定内と考えて無理のない範囲で対応できるとよいと思います。
江口 勝彦
株式会社エンリージョン 代表取締役
キャリアコンサルタント
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