(※画像はイメージです/PIXTA)

高校の入学試験は、早い学校では午前8時頃にスタートします。脳が活発に動きだすには、起床から3時間前後が必要といわれます。どこかのタイミングで朝型の勉強スタイルに切り替えることが必要です。塾なしで長男を志望校に入学させた塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)で解説します。

勉強は「長時間やればいい」わけではない

▶サポートその③リラックス方法

本人の好きなことを勉強の合間にさせるのは、受験勉強を乗り切る上で、とても大切なことだと思います。定期テストと違い、受験は長いスパンで、遠くの目標を見ながら勉強を続けていかなければなりません。息抜き、リラックスを上手にできる子は、勉強にも集中でき、学習効率がいいです。そのため、気分転換が上手にできる・できないは、合格に近づく必要な要素だと考えます。

 

勉強は、だらだらと長時間やればいいというものではありません。座っている時間が、そのまま比例して成績アップにつながるわけではないからです。ラストスパートの時期は別として、だらだらして集中力が切れているなと感じたときは、気分転換をさせることをおすすめします。

 

・友達と野球をする
・お笑い番組を見る
・音楽を聴く
・バットの素振りやキャッチボールをする
・家族で食事する
・オンラインゲームで友達と対戦する

 

これらは息子が行っていた気分転換です。自分でメリハリをつけられる場合は、口うるさく言わないで本人に任せたので、休憩中は好きなことをしていました。実際、中3の秋頃になっても、息子は友人と公園でキャッチボールをし、河川敷で野球をすることもありました。

 

ただし、スポーツ推薦などで進学が決まっている子や、第一志望校を単願推薦で受験する子とは、同じ中3でも状況が全く違うこと、同じような感覚で時間を過ごしてしまうと後で後悔するかもしれないことをきちんと話しました。

 

学校では同じ中学生活を送りながら、それぞれ違うスタイルで受験するのですから、周りにながされてしまわないように気をつけましょう。軌道修正をするために、時々親が子どもの手綱を引く必要はあるように思います。

 

相手がいる場合や、長時間になりそうな気分転換は、必ず、何時までと時間を決めさせていました。子どもの進路や将来を考えて、ついついガミガミ言いたくなりますが、そうなってしまわないよう、冷静に対応することを日頃から心がけました。親が感情的になって、受験生のやる気をそいでしまうのは、絶対に避けなければなりません。

 

そして「時間は限られていて大切だ」ということを忘れてしまわないように、声がけをしました。結局のところ、勉強に集中するためのリラックス時間なので、不快な思いをさせてしまうのは本末転倒なのです。

 

中3の2学期後半にもなれば、自分で上手に時間を使うようになってきましたが、例えば、朝の支度が終わって出かける前に時間ができたときなど、ちょっとした待ち時間や隙間時間を使えそうなときは、声をかけました。

 

英単語や漢字などを覚える5分の積み重ねは意外と大きいです。本人は気がつかないこともあったので、うまく誘導しました。子どもの様子を見て、自主性を尊重しながらも、本人に気づかせる上手な声がけというのは必要だと感じます。

 

入試日までの限られた時間を有効に使えるかどうか、これもまた、合格を左右する受験力です。

 

塚松美穂
ライター・教育アドバイザー
学習支援コーディネーター

 

 

※本連載は塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

「塾なし」高校受験のススメ

「塾なし」高校受験のススメ

塚松 美穂

プレジデント社

たくさんの習い事に、塾を掛け持ちしている小学生。中学生になれば、学習塾にいくのが当たり前の世の中で、周りを見れば塾通いのクラスメートばかり。「塾にいかないと子どもたちは希望する進路に進めないのだろうか」という疑…

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