新商品が続々登場!「がん保険」今どきの選び方、2つのポイント【FPが解説】 (※画像はイメージです/PIXTA)

がんは日本人の死亡原因の1位ですが、「がん」=「死」ではなくなりました。がんとの共存が当たり前になりつつあります。そこで、がん保険もそうした人の生活や治療をサポートする保障に変わってきました。ファイナンシャルプランナーの長尾義弘氏と横川由理氏が『NEWよい保険・悪い保険2022年版』(徳間書店)で解説します。

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一時金でどんともらうか、長期の治療に備えるか

▶がん保険

がんだけを保障の対象とした保険です。がん治療の進歩に合わせ、がん保険も多様化してきました。治療を受けながら暮らしていく患者と、その家族をサポートする保障が増えています。

 

■高額ながん診断一時金が登場

 

2021年は、がん保険の新商品が相次いで発売されました。

 

以前のがん保険の基本的な保障は、「診断一時金」「入院・手術給付金」「特約」の組み合せでした。いまは「診断一時金」「治療給付金」「抗がん剤治療給付金」「自由診療」「特約」など多様化しています。というのも、がんの治療法が進歩しているからです。

 

がんは日本人の死亡原因の1位ではありますが、「がん」=「死」ではなくなりました。がんとの共存が当たり前になりつつあります。そこで、がん保険もそうした人の生活や治療をサポートする保障に変わってきたのです。

 

その流れとして、高額ながん診断一時金の商品が登場しました。

 

太陽生命の「がん・重大疾病予防保険」は、がんと診断されたら最大2000万円を受け取ることができます。オリックス生命の「がん保険Wish」は最高で600万円の診断一時金が出る、がん定期保険です。

 

高額な一時金は、その後の治療費に役立てたり、減少した収入の補塡に充てられます。

 

■さまざまな治療に対応した保障も

 

治療に対する保障も充実してきました。「治療給付金」「抗がん剤治療給付金」「ホルモン剤治療給付金」など、治療が継続する限り、毎月決まった金額を受け取れる商品も増えています。がんの治療が長期化したときの、収入減を補うこともできるはずです。

 

また、自由診療に対応したがん保険も、続々と登場しています。これは治療法の選択肢を広げてくれます。

 

健康保険が使えない自由診療は、かなり高額な費用がかかります。この保障があれば、お金が足りなくて治療を諦めることが少なくなります。

 

がん保険を選ぶ際には、検討する価値があると思います。

 

診断一時金を重視するか、治療給付金が充実しているほうがいいのかは、判断が分かれるところです。

 

一時金を活用すべきか、長期の治療に備えるべきか。どんながんに罹患するかわからない以上、選択が難しくなります。しかし、両方の保障を厚くすると、保険料もかなり高額になってしまいます。

 

『NEWよい保険・悪い保険2022年版』(徳間書店)より。
がん保険編 『NEWよい保険・悪い保険2022年版』(徳間書店)より。

 

 

ファイナンシャルプランナー
AFP
日本年金学会会員

大学卒業後、出版社に勤務。いくつかの出版社の編集部を経て、1997年に「NEO企画」を設立。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生みだす。お金のしくみ、保険のカラクリについての得する情報を発信している。

著書には『最新版 保険はこの5つから選びなさい』『かんたん!書き込み式 保険払いすぎ見直しBOOK』(河出書房新社)、『コワ~い保険の話』(宝島社)、『保険ぎらいは本当は正しい』(SBクリエイティブ)が、監修には年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』などがある。

【ホームページ:http://neo.my.coocan.jp/nagao/

著者紹介

FPエージェンシー代表
CFP®
MBA(会計&ファイナンス)
日本証券アナリスト協会 認定アナリスト

生命保険会社での勤務を通じて、買う立場の人が不利にならない説明をする人が必要だと痛感。ファイナンシャル・プランニングの教育業界に飛び込む。

現在は、大学や企業、マネーセミナーの講師をはじめ、執筆など幅広く活動中。

著書には『2022〜2023年版保険 こう選ぶのが正解!』(実務教育出版)、『大切な人を亡くしたあとのお金のこと手続きのこと』(河出書房新社)が、監修には年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』などがある。

【ホームページ:https://fp-agency.com/

著者紹介

連載忖度なし!プロが選ぶよい保険・悪い保険

NEWよい保険・悪い保険2022年版

NEWよい保険・悪い保険2022年版

長尾 義弘
横川 由理

徳間書店

人生100年時代といわれるほど人の一生は長くなりました。しかし長生きになることによって、新たなリスクが生じています。それは「生きるリスク」です。80~85歳の27%が要支援・要介護、85歳以上だと59%超というデータがあるよ…

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