将来のために毎月の給料からコツコツと貯金をして備えている方も多いでしょうが、老後不安を払拭することはできません。一方で、不動産投資による長期にわたる安定した家賃収入は年金対策に有効だといわれます。それはなぜでしょうか。24,000戸以上を管理する不動産会社の代表の重吉勉氏が著書『不動産投資が気になったらはじめに読む本』(金風舎)で明らかにします。

「2000万円」を貯めても老後不安が解決できない根本理由

安定した収入源には家賃収入が最適

安定した収入源をつくるために最も向いているのは不動産投資による家賃収入です。家賃収入は自分が働かなくても安定的に入ってくる不労所得だからです。

 

誰もが老後を迎えれば、いつまでも元気というわけにはいきません。また、あなたが病気にならなくても、家族の介護が必要になるかもしれません。

 

若い頃のように、仕事だけに集中することは難しいのが老後です。あなたが定年を迎えたときに、あと20年、生活のため現役と同じように働き続け、同じくらいの収入をもらい続ける自信はありますか?

 

それに対して、自分のために自分でつくる「自分年金」の“しくみ”があれば、自分の労力を使わなくてもよいのです。不労所得によって自分年金ができるのであれば、働けなくなったとしても収入が途絶えることはありません。

 

そのしくみは「不動産による家賃収入」です。あなたが休んでいるときも、会社を退職しても、不動産は24時間あなたのために働き続けてくれます。入居者が住んでいれば、ずっと家賃収入が入ってくるのです。

 

同じ投資でも株式投資の場合、いつ利益があがるかはわかりません。そもそも利益をあげられるかどうかも不透明です。株価が上下してストレスもかかるでしょう。安定収入ではないので、安心して生活設計もできません。しかし、家賃収入の場合は、毎月決まって収入が入ってくるため、生活資金として最適です。

 

公共料金の支払いをはじめ生活費は毎月かかってきます。定期収入さえあえれば支払いの計画が立てられますが、収入の波が激しければ生活が破たんしてしまうかもしれません。家賃収入のように安定した定期収入でなければ「自分年金」としてふさわしくありません。

 

■安定した家賃収入だからこそ、資産づくりも計画的に行える

 

不動産に投資をして安定的に家賃収入を得られれば、その家賃収入を前提として、資産を増やしていくこともできます。家賃は毎月入ってくるので、1年後、2年後、5年後といった収入計画もかなり正確に立てることが可能です。

 

繰上返済の時期を見極めたり、家賃を次の物件に再投資する資金に充てたりなど、長期の視点で資産づくりができるのです。不動産投資であれば、安定して家賃収入が入ってくるので、資産づくりも計画的に行えます。

 

次ページ最終ゴールは「経済的自由」を手に入れる

本連載は重吉勉氏の著書『不動産投資が気になったらはじめに読む本』(金風舎)から一部を抜粋し、再編集したものです。

不動産投資が気になったらはじめに読む本

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重吉 勉

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