中学生が学力低下する「3つのタイミング」…特徴と回避策【塾講師が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

わが子の将来のため、難関大学への合格を目指して中学受験をさせる保護者が増えています。しかし熾烈な受験戦争を勝ち抜いても、緊張感の薄れなどから「たるみ」が生じてしまい、入学して早々に成績が落ちたり、伸び悩んだりする子も少なくありません。中高一貫校では、一度ついてしまった学力差は開く一方。だからこそ中学生の間に訪れる「3つのたるみ」の特徴を知り、対策を練ることが重要です。個別指導で生徒の8割を東大・京大医学部に合格させた乾俊和氏が解説します。中高一貫校ではない子どもにとっても参考になる内容です。

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中学受験後~授業スタートまでの「初だるみ」

■実際に授業が始まるまで約90日間…1日2時間勉強するか否かでも大きな差

誰もが頑張った後は一息つきたいものです。難関中学に向けて勉強した子どもほど、ゆっくりしたいものです。保護者も同様です。

 

合格の喜びもつかの間、ゲーム三昧・スマホ三昧の日々がスタートします。時間を決めて節度のある使い方をすれば問題ありませんが、休みの日には1日の半分近くをゲームやスマホを弄る子どもは、想像以上に多いと思われます。

 

合格通知を受け取ってから、授業が始まるまでは90日近くあります。進学先の中学から多少の宿題が出るとは言え、この時期をほとんど勉強せずに過ごす子どもは少なくありません。この90日間を仮に1日2時間、土日祝3時間ほどとすると200時間を超えます。

 

予想外に多いと思われませんか? この時間を有効活用することをお勧めします。

 

⇒入学式前の約200時間を活用して、初だるみを回避

 

<初だるみの対策>

●英語の準備時間に使う

中1英文法の履修にかかる時間は60時間程度、英検4級レベル(中1/中2レベル)なら120時間程度です。初めての本格的学習に加えて、最初に躓くと後から取り返すのが大変である英語に入学までの時間をかけてみることをお勧めします。

 

英語以外の教科は、ある程度似た成績の子どもたちですが、英語は全く異なります。昨今は、中学受験が本格的に始まる小4終了時までに、英検の3級(中学終了レベル)を取得している子どもが増えています。2級取得(大学入試レベル)の生徒も珍しくありません。また帰国子女の子どももいます。中高一貫校であれば、英検準1級(社会人レベル)の生徒もいます。英語の授業が始まった段階で、6年間の差がすでについていることがあるのが英語です。1年や2年勉強しても追いつけません。

 

⇒入学前に英語の基礎を作っておこう

 

●計算力をアップする

算数と同様に、数学においても計算力は武器となります。もちろん計算が速い=数学ができるとは必ずしも言えませんが、計算力のある子どもが数学で躓く事例はあまり見たことがありません。少し時間的余裕のある入学前に、計算力をさらに磨いておくことをお勧めします。計算が速い子どもは学習全体に関しても進度が速い傾向にあります。学習においては問題を解くのが速いことは、大きな武器です。特に反復によって、基礎的な知識を身に着けていく中1、中2レベルの学習段階では、計算力は大きな武器です。

 

⇒計算力は数学の土台。入学前に磨いておこう

株式会社ドゥクエスト 代表取締役社長

1965年、大阪生まれ。慶應義塾大学法学部卒。株式会社大塚商会を経て、株式会社アップ教育企画の研伸館予備校に勤務し、10年間連続で生徒の授業満足度アンケート1位の記録を残す。2002年に独立。累計2万人以上の生徒を指導し、30年をかけて指導法を確立させる。中高一貫6年間指導のノウハウと、生徒第一主義の指導方針で、親からの厚い信頼を集めている。

著者紹介

連載具体的すぎる難関大学現役合格メソッド

※本連載は、乾俊和氏の著書『具体的すぎる難関大学現役合格メソッド40』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

中高一貫校生徒の親が知っておくべき 具体的すぎる難関大学現役合格メソッド40

中高一貫校生徒の親が知っておくべき 具体的すぎる難関大学現役合格メソッド40

乾 俊和

幻冬舎メディアコンサルティング

勉強への意欲がアップする! 定期テストや模試の成績も上がる! 東大合格も夢じゃない! 塾講師として中高一貫校に通う子どもたちを約30年間サポートし、学校の最下位グループから東大理IIIや京大医学部に進学させた実績…

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