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高得点への近道は「学校の授業をきちんと受けること」
定期テストで点を取るには、まず「一番重要なのは学校の授業」という価値観を親子でしっかり共有することです。特に基礎レベルを学習する中学の段階では、学校の成績がすべてと思えるほど大切にしてください。定期試験は出題範囲が指定されているうえ、授業中に先生が「ここは重要だから」「ここは試験に出すよ」などと言ってくれます。
時間をかけて準備すれば、平均点を取ることは難しくありません。最も効率の良い定期テスト対策は、学校の授業をきちんと受けることです。
少しわき道にそれますが、定期テストで結果を残し、学校の成績が良ければ、将来、推薦入学の選択肢も広がります。意外と知られていませんが、国公立大医学部にも推薦入試があり、成績さえ足りていれば一般入試よりもはるかに入りやすいのです。
⇒学校の授業を大切にすることが最高の定期テスト対策
■学校の授業を活かすためにノートを確認…「a」をどのように書いている?
成績が思うように取れない子どもの字は、本人ですら読みにくいものです。【図表】のように、「a」のスペルを書く際に上があいていて「u」のようになっていることがよくあります。ピリオドも薄くて、小さく、ついているのかついていないのか分かりません。英語のノートは左端がそろっているのが普通ですが、凸凹になっている場合もあります。
そんな生徒には「aの上を必ず閉じなさい」「ピリオドは点でなく、濃くはっきりと書きなさい」「英語の左端をそろえなさい」と指導します。「たったそれだけのことで定期テストの点数が変わるの?」と思うかもしれませんが、このあたりができていない子どもの場合は、理解が浅かったり、ケアレスミスが多い傾向にあります。最初の段階だからこそ、丁寧に指導する必要がありま
す。
⇒文字が雑な子どもは成績の伸びが期待できない