(※写真はイメージです/PIXTA)

リーダーシップを発揮するには「自分を知ること」が重要になってきます。「自分を知る」ことは、一人ひとりの価値観の違いや強み・弱み、調子のいい・悪いなどにも思いが至るようになり、結果、「リーダーシップの発揮」が的を射たものとなるといいます。では、「自分を知る」にはどうすればいいのでしょうか。エグゼクティブコーチの大平信孝氏が著書『部下は動かすな。』(すばる舎)で明らかにします。

【関連記事】「部下は動かすな」…上司、リーダーの本当の役割とは?

自分のキャリアや人生を振り返り「過去」を知る

▶自分を知る方法①

■「キャリアや人生」を振り返る——自分の「過去」を知る

 

これから、自分の「過去」を知る方法をお伝えします。

 

実は、過去を知るのは一番ラクです。

 

なぜなら、今までの「キャリア」や「人生」にすべてのヒントがあるからです。ここで振り返る「自分の過去」は、人に公表したり自慢したりするものではありません。自分自身を知るためのものですから、本音ベースで振り返ってみてください。

 

・今まで達成してきたこと
・失敗したこと
・乗り越えた経験
・嬉しかったこと
・感謝したいこと
・一番「時間」をかけたこと
・一番「お金」をかけたこと
・人から褒められたこと
・得意なことと苦手なこと
・大切にしている価値観
・ないがしろにしてきたこと
・長所・短所
・強み・弱み
・上司との関係(よかった上司、嫌だった上司)
・同僚、仲間との関係(よかった関係、嫌だった関係)
・後輩、部下との関係(よかった関係、嫌だった関係)
・業務について(好きな業務・苦手な業務)
・職場について(好きな職場・苦手な職場)

 

これらの質問に、いきなり完璧に答えられなくても大丈夫です。

 

はじめのうちは、週に1回15分でいいので、これらの質問を眺めながら「こんなことがあったな」「そういえば、あんなこともあった」と思い出すだけでかまいません。

 

定期的に質問に向き合ってみてください。

 

次第に、答えが具体的になっていきます。すると、「自分の過去」を知ることができます。

 

ひとりでは、表面的な掘り下げで終わってしまうということもあるかもしれません。その場合はプロコーチのサポートを受けるのもひとつの方法です。

 

次ページ自分の過去より現在を知ることの方が難しい

※本連載は、大平信孝氏の書籍『部下は動かすな。』(すばる舎)から一部を抜粋し、再編集したものです。

部下は動かすな。

部下は動かすな。

大平 信孝

すばる舎

「部下が動いてくれない」「部下が一向に成長しない」「怒っても褒めてもうまくいかない」「チームが全然まとまらない」「リーダーとしての自信がない」… このような悩みを抱えるリーダーのあなたは、なんとかして部下・チ…

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