進捗会議を単なる報告会議にしてはいけない
■進捗会議のチェック項目
①環境に問題はないか
外部環境や内部環境が大きく変化し、経営計画を作成したときの状況と異なっているのに、当初の経営計画を続けていることがあります。問題があったときは、外部環境や内部環境を分析し直し、経営計画を修正しましょう。
②目標利益計画に問題はないか
「〜が」1か月以上遅れて記載していないかを確認します。
③行動計画の内容に問題はないか
行動計画が実施されず延期となっていないか、あるいは行動計画の責任者が、すべて部門長の名前になっていたり、実際の責任者と異なっていないかなどを確認します。
④次年度の経営計画に問題はないか
年度終了時、その年度の結果を考慮せず、以前作成した経営計画をそのまま次年度に適用しようとしていないかを確認します。
⑤成果と反省に問題はないか
目標利益計画、月別行動計画、年度の総括において、成果と反省の記載欄があるか、明確に記されているか、単なる結果報告となっていないかを確認します。
⑥経営者に問題はないか
経営者は、経営計画を作成するときだけ参加して、進捗管理は部門長に任せっきりになっていないかを確認します。
⑦部門長に問題はないか
部門長は、自部門の主要施策をしっかり実施しているか、部門長の独断で別の施策を実施していないかを確認します。
⑧進捗会議の進め方に問題はないか
進捗会議が、単なる発表の場になっていたり、行動計画の実施の結果に問題があっても誰も指摘しない、ということはないか。進捗会議は、経営計画の達成度を検証する場です。全員がそのことを認識して、計画どおりの実績が上がっていない場合は、この会議で改善策を作成しましょう。
進捗会議は、問題点を知る機会になる。
具体的行動
進捗会議で出た問題点を見直し、改善していこう。
宮内 健次
中小企業診断士 社会保険労務士
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