「私立は眼中になくて…」“国立医学部を志望”する学生を毎年見て、予備校講師が思うこと (※写真はイメージです/PIXTA)

すでに、次の入試へ向けて気合を入れる受験生の姿も見られる3月。ここでは、国立医学部志望者が「私立医学部受験を視野に入れる際の考え方」について、医学部受験専門予備校メディカ代表の亀井孝祥氏が解説します。

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センター試験が共通テストへと変わり、2年が経ちました。

 

2022年度大学入学共通テストの平均点を見ると、2021年度の共通テストから、数学IAが19.72点、IIBは16.87点、生物も23.83点も下がっています(大学入試センター発表)。

 

問題が難しくなったという声もありますが、実のところ、問題自体はそこまで難しくなってはいません。

 

センター試験は20年分の過去問をやっていれば攻略の仕方が掴め、8~9割取れたのですが、それが通用しなくなったのです。思考訓練をしっかりしてその場で解くことの求められる形式となり、多くの受験生が受験会場で慌ててしまったようにうかがえます。

 

2022年度入試で、大学入試センターのメッセージははっきりと出ました。過去のセンター試験と同じものと考えていると痛い目にあってしまいます。

 

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「国立医学部しか眼中になかった」生徒も…

Aさんは旧帝大の国立医学部志望で、予備校側から私立受験を提案されても、いつも「眼中にないので…」と考えてきました。実際、国立志望の受験生は「志望校一本で、それ以外は受けたくない」と考えている人も多いものです。

 

ただAさんは共通テスト後に、私立を併願することを決意しました。自己採点の結果は決して悪くはありませんでしたが、一本に絞るとなると不安が勝る成績だったのです。

 

しかし共通テスト後には、すでに多くの願書締め切りが終わってしまっています。私立医学部入試は早いところでは共通テストの2日後からスタートし、そこから連日続いていくためです。また、後ろの日程で実施されるのは、人気や倍率の高い大学が多いです。

 

元々、志望校を国立一本に絞っていたほど高い学力をもっていたとはいえ12月からは共通テストの勉強にシフトしてきた生徒です。Aさんはそれまで私立医学部の過去問を、きちんと時間を計って解いたことは一度もありません。そんなAさんが、「何十年分もの過去問に取り組んできた」という私立専願組の多い試験に挑戦するわけですが、同様のケースを見ても本人が思っているほど上手くいくことは少ないです。

 

またそのような生徒はプライドもあってか、難関上位を中心に出願するため、なかなか苦戦します。場合によっては全滅することも十分にあり得ます。もちろんそれでも受かる生徒もなかにはいますが、舐めていると痛い目をみてしまいます。

医学部受験専門予備校メディカ 代表
数学講師 

愛知・東海高校から東京理科大学へ。

塾講師を経て医学部受験予備校YMSにて数学科主任、教学部長など9年務めたあと、姉妹校設立のため独立。

姉妹校提携解消後、医学部受験専門予備校メディカを設立。現在に至る。

著者紹介

連載コロナ禍「医学部受験」の最新事情

本記事は、医学部受験サクセスガイド『集中メディカ』ホームページのコラムを抜粋、一部改変したものです。

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