親が知っておくべき「塾なし」高校受験に向く子、向かない子 (※画像はイメージです/PIXTA)

「塾なし」で高校受験が成功できるかどうかのポイントは、学校の授業の理解度にあります。授業で勉強している内容が「だいたいわかる」という子どもであれば、実は、塾なしのほうが力がつく子もいるといいます。それはなぜでしょうか。塾なしで長男を志望校に入学させた塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)で明らかにします。

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コロナ禍が突きつけた塾の存在理由

新型コロナウイルスの影響を受けた令和の時代は、新しい価値観や生活様式を取り入れ、日々変化しています。「密を避ける」ことが定着し、塾でも対策はとられていますが、受験生にとって、塾に集まることは「リスクと隣り合わせ」であることに変わりありません。できることなら、人との接触を減らしたいのが本音。これは、インフルエンザもコロナも同様です。

 

教室に集まって勉強するスタイルから、自宅学習をするスタイルへ。入塾しても、オンライン授業などを取り入れて通塾しない選択肢も増えました。コロナの影響で、世界が大きく変化しています。受験に対する勉強方法も変化するときなのかもしれません。

 

塾に通うことが本当に必要な子どもはいると思います。

 

が、塾に通わなくても第一志望校に合格できる子どもも、実はたくさんいると思っています。公立校でも、中学になると塾に通う子がグンと増えます。実際に中学3年時、息子のクラスも大半の生徒が塾に通っていました。果たして、それほど多くの子どもにとって塾は本当に必要なのか、私が常に疑問に感じていたことです。

 

では、どんな子どもにとって、塾は必要なのでしょう。私も学生時代に家庭教師をした経験がありますが、学校の教室で授業についていけない、勉強の苦手な子どもは、例えば、個別塾や家庭教師のように、少人数・マンツーマンで丁寧に教わることによって理解できる。

 

そういう児童・生徒にとって、塾は必要でしょう。勉強が苦手で、教科によっては、ちんぷんかんぷんだとすれば、自分に合った塾にいくことは自然な選択になるでしょう。塾の大きな存在理由は、まずここにあります。プロにサポートしてもらうことで成績が伸びる子どもが実際にたくさんいる。このことは、もちろん理解しています。

 

では、クラスの平均点以上を取れる子どもは、予習・復習・試験対策を自分の力でできないのでしょうか。いいえ、(やっていないだけで)できると思います。

 

ライター・教育アドバイザー
学習支援コーディネーター

上智大学文学部仏文学科卒業。IT・通信会社でwebデザイン、コンテンツ制作、新規事業立ち上げなどに携わる。その後結婚し、主婦を経て、web メディアや業界紙などで記事を執筆するかたわら、子どもが通う公立小・中学校でPTA副会長を務めた。高校2年生の長男、小学6年生の長女、2児の母(2021年12月現在)。現在は、学校評議員・学習支援コーディネーターとして公教育の支援も行う。長男の高校受験に、通塾費を1円もかけない「塾なし受験」によって偏差値71の超難関の都立国立高校への合格をサポート。「塾なし受験は、『自分の頭で考え、自ら選び取って、目標に向かって努力できる子』を育て、子どもたちが幸せな人生を送れるように導いていく、ひとつの教育法なのではないか」との思いから、本書を書き上げた。「塾なし受験研究所」創設

著者紹介

連載自宅学習だけの「塾なし」志望校合格マニュアル

※本連載は塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

「塾なし」高校受験のススメ

「塾なし」高校受験のススメ

塚松 美穂

プレジデント社

たくさんの習い事に、塾を掛け持ちしている小学生。中学生になれば、学習塾にいくのが当たり前の世の中で、周りを見れば塾通いのクラスメートばかり。「塾にいかないと子どもたちは希望する進路に進めないのだろうか」という疑…

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