通わせる必要ナシ?「高校受験にかかる塾代」が強烈な負担に (※画像はイメージです/PIXTA)

教育費の中で、塾代は大きなウエートを占めています。中学受験の人気を受け、塾に通い始める小学生が低年齢化し、子どもが塾にいくことは「普通のこと」になってきました。家計の聖域の塾代はいくらなのでしょうか。塾なしで長男を志望校に入学させた塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)で明らかにします。

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家計の聖域・塾代はいくらなのか?

文科省の調査によると、子どもが幼稚園と大学は私立に、小学校から高校まで公立に進んだ場合、子ども1人当たりにかかる教育費は1000万円以上。給食や教材などの学校での必要経費、塾・習い事など学外でかかる月謝などを加えると、教育費の平均は、計1500万円にも達するそうです。

 

日本で子どもを生み、小中高は公立学校であっても、その後大学まで進学させると、1500万円の教育費が親の負担になるという現実があります。

 

本連載のキーワード「塾」について、月謝の相場を見てみましょう。

 

通塾している中学生の月謝の相場は、

 

●集団進学塾:2万~4万円
●個別指導塾:2万5000~7万円

 

となります。

 

短期講習の一例を挙げると、中学3年生の夏期講習の相場は10万~20万円です。塾代には月謝の他、入会金、教材費、春・夏・冬の季節講習費などが必要なので、トータルすると年間で、

 

●集団塾の場合
中学3年生:70万~90万円/中学1・2年生:40万~60万円(年間)
●個別指導塾の場合
中学3年生:80万~120万円/中学1・2年生:60万~80万円(年間)
●授業の補習塾の場合
中学3年生:40万~60万円/中学1・2年生:30万~40万円(年間)

 

ほどの金額となります。

 

表1を参考にすると、最もお金のかかるケースは3年間で280万円、中3の1年間だけで100万円前後の塾代がかかります。これが「塾なし」だと3年間で50万円弱、中3の1年間では、約20万円でした(※模試なども含めた我が家の教育費です)。

 

このように、教育費の中で、塾代は大きなウエートを占めています。また、中学受験の人気を受け、塾に通い始める小学生が低年齢化し、子どもが塾にいくことは「普通のこと」になってきました。親が何年にもわたって塾代を払い続ける構図が出来上がっているというわけです。今の日本のスタンダードでは、子どもの教育には、本当にお金がかかるのです。

 

【表1】塾の年間費用

 

ライター・教育アドバイザー
学習支援コーディネーター

上智大学文学部仏文学科卒業。IT・通信会社でwebデザイン、コンテンツ制作、新規事業立ち上げなどに携わる。その後結婚し、主婦を経て、web メディアや業界紙などで記事を執筆するかたわら、子どもが通う公立小・中学校でPTA副会長を務めた。高校2年生の長男、小学6年生の長女、2児の母(2021年12月現在)。現在は、学校評議員・学習支援コーディネーターとして公教育の支援も行う。長男の高校受験に、通塾費を1円もかけない「塾なし受験」によって偏差値71の超難関の都立国立高校への合格をサポート。「塾なし受験は、『自分の頭で考え、自ら選び取って、目標に向かって努力できる子』を育て、子どもたちが幸せな人生を送れるように導いていく、ひとつの教育法なのではないか」との思いから、本書を書き上げた。「塾なし受験研究所」創設

著者紹介

連載自宅学習だけの「塾なし」志望校合格マニュアル

※本連載は塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

「塾なし」高校受験のススメ

「塾なし」高校受験のススメ

塚松 美穂

プレジデント社

たくさんの習い事に、塾を掛け持ちしている小学生。中学生になれば、学習塾にいくのが当たり前の世の中で、周りを見れば塾通いのクラスメートばかり。「塾にいかないと子どもたちは希望する進路に進めないのだろうか」という疑…

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