「外注管理」条件、評価を管理
■外注管理とは
外注は、全部または一部の作業を外部に委託するものです。その場合に内外作の区分の設定、外注先の選定、外注価格の評価、納期管理、品質管理などを、会社として行っていくことを外注管理といいます。
外注管理には、次のようなメリットがあります。
①外注先の外注条件を明確にすることで、過度の依存がなくなります。
②外注先の評価を行うことで、外注先の力量をきちんと把握できます。
③外注先の価格を把握できるため、適正な外注費で取引できます。
④外注先の生産・施工計画を把握できるため、納期遅れがなくなります。
⑤外注先の品質管理を行うので、外注先の品質トラブルがなくなります。
外注管理は次の手順で進めていきます。
①内外作の区分の設定
②外注先の選定
つねに外注先を「選定」する意識が必要となる。このため、外注先の経営内容を記載した外注先管理カードを作る。
③外注価格の評価
複数見積りを取る。自社のモノサシ(価格見積技術)で評価する。
④納期管理の徹底
外注先の工程計画と実績をチェックし、差異を原因究明し対策を講じる。
⑤品質管理を厳正に行う
外注先との定例工程会議を通じ仕様の確認をする。品質管理チェックシート等を作成し活用する。
馴れ合いで外注先を使うと外注費が上がってしまう。
具体的行動
外注基準を制定し、外注していくようにしよう。