PDCAで重要なのは「何がなんでも実行する」という強い信念 (※写真はイメージです/PIXTA)

「なかなか目標を達成できない」といった悩みを抱えている管理職も多いのではないでしょうか。計画を立てただけでは目標達成はできません。施策を実現するために、しっかりした活動計画でなければ、そのあとの実行や結果や改善は何の意味ももちません。経営計画の作成・推進支援のコンサルティング経験が豊富な中小企業診断士がわかりやすく解説します。

【関連記事】他社のマネするだけ「A4用紙一枚の経営計画」で成功する方法

KPIの担当者は意識、理解し、納得する

■目標達成をマネジメント

 

KPIの担当となった人は、つねに重要業績評価指標と目標数値を意識して行動するようにします。担当者が重要業績評価指標と目標数値の意味をよく理解し、最適なものであると納得していることで、その指標による目標がまわりに浸透していきます。

 

ただし、設定した重要業績評価指標と目標数値が、いつも適切だとは限りません。目標数値を達成したにもかかわらず、経営計画の施策が達成できないことがあります。そのときは原因を探り、重要業績評価指標と目標数値の見直しを検討してください。

 

また、ある期間における重要業績評価指標と目標数値は、原則としてそれぞれ1つだけ設定して管理しますが、それだけでは施策の目標を達成できない場合は、複数の重要業績評価指標と目標数値を設定します。ただ、あまり設定数が多いと、重要業績評価指標や目標数値と施策との関係が不明確になり、管理も複雑になるので注意しましょう。

 

このようにして重要業績評価指標と目標数値が決まれば、PDCA方式の行動計画管理表を使いこなすことができます。施策実現のための行動計画がPDCAサイクルとしてきちんと回っていKPIの担当者の動きるか、進捗をチェックしましょう。

 

PDCAがきちんと回れば、それぞれの施策は実現し、経営目標が達成されます。そして最終的には、経営ビジョンの実現につながるのです。

 

ワンポイント
評価指標と目標数値で目標が達成できないようなら見直しをしていくことになる。
具体的行動
重要業績評価指標と目標数値をつねに基準におき、問題がないか注視していこう。

PDCA方式の進捗チェック①施策実行の具体策

■計画に活動計画が書かれているか

 

施策を実現するための具体的な活動計画が書かれていない場合がよくあります。

 

また、施策に関係ないことが書かれていたりもします。計画はPDCAの最も重要なものです。施策を実現するために、本当に的を射た活動計画でなければ、そのあとの実行や結果や改善は何の意味ももちません。

 

計画でポイントとなるのは、施策実現のためのシナリオ作りです。「しっかりしたシナリオでなければよい成果は得られない」ということを十分に理解して、活動計画を立てていきましょう。施策実現のために欠かせないのが、「何を、どのようにする」という視点です。

 

たとえば、「戸建て住宅を受注する」という施策に対して、「過去に受注した顧客を受注見込先としてリストアップ」するというシナリオであれば、「過去に受注した顧客を」が「何を」で、「受注見込先としてリストアップする」が「どのようにする」の部分に該当します。

 

■計画に重要業績評価指標と目標数値が連動しているか

 

重要業績評価指標は、計画の達成度合いを測る指標ですから、計画とリンクしたものでなければ意味がありません。計画を作成したのち、計画の達成度合いを計測するには、重要業績評価指標として何がふさわしいのかを十分に検討する必要があります。

 

また、この重要業績評価指標が決定したあと、目的数値もどのレベルに設定するかを決める必要があります。目標数値により、達成度の評価が決まるので、計画の内容を満たす目標数値を設定しましょう。

 

戸建て住宅を受注する施策例に対する重要業績評価指標と目的数値が、「月1件成約する」というものなら、新規先を1日1件、訪問営業する計画は、その結果が月1件の成約へ結びつきやすいので、連動しているといえます。

 

ワンポイント
計画の中身は、具体性がないと誰も動けない。
具体的行動
活動計画は、何をどのようにするという視点で書いていこう。

 

【オンライン開催(LIVE配信)】7/9(土)開催
投資家必見!銀行預金、国債に代わる新しい資産運用
ジャルコのソーシャルレンディングが「安心・安全」な理由

中小企業診断士
社会保険労務士

株式会社千葉銀行に入社し、支店、本部勤務後、株式会社ちばぎん総合研究所にてコンサルティング部門を25年間経験し部長職などを歴任。その後、公益財団法人千葉県産業振興センターに入社し、経営相談に2020年まで携わる。

コンサルティングでは、経営計画の作成・推進支援、経営改善支援、5S導入支援、人事制度構築支援、社員教育などを行う。

その他、各地商工会議所などでの講演、TV出演、新聞・経営専門誌への寄稿など多数。

【主な著書】
『黒字を実現する20の「仕組み」の進め方』(中央経済社)
『A4一枚で成果を出す!まんがでわかる 経営計画の作り方、進め方』(ウェッジ)
『A4一枚から作成できる・PDCAで達成できる 経営計画の作り方・進め方』(日本実業出版社)

著者紹介

連載成果を出す「経営計画」100の法則

※本連載は、宮内健次氏の著書『経営計画100の法則』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋、再編集したものです。

A4一枚で作る PDCAを回せる 経営計画100の法則

A4一枚で作る PDCAを回せる 経営計画100の法則

宮内 健次

日本能率協会マネジメントセンター

「経営計画」は「A4用紙一枚」から。 この1冊で「A4一枚×経営計画」の基本がわかる。 1万件以上の経営指導をした元銀行マンが教える、最もシンプルな経営計画の実践メソッド。 経営計画をつくり、きちんと儲かる会社に…

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧
TOPへ