(画像はイメージです/PIXTA)

日本人は持ち家に住むのが当たり前でしたが、昨今、若い人を中心に家を持たず、旅をするように暮らす生き方が話題になっています。家族持ちや企業に勤める40代には絵空事のような暮らしですが、どうなるのでしょうか。※本連載は松尾一也著『40代から深く生きる人、浅く生きる人』(海竜社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

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「感謝」「リスペクト」「シェア」の3つの価値観

▼浅く生きる人=エゴが強いまま

 

価値観も多様化して、ほとほと参ることがありますね。価値観の多様化は愉しむことがポイントとはいえ、特に若い人たちの文化は未知なことばかり。タピる、女装・美容男子、完全草食系、イケボ(イケメンボイス)などなど。

 

私は大学生や専門学生などの若者にも講義をする機会も多く、彼らと接して気づいたことがあります。

 

若者が大切にしている価値観は、まずは「感謝」。常に感謝を口にする習慣が目立ちます。

 

親や友だちへも素直に「ありがとう」を言う光景をよく見かけます。お店でも店員さんに「ありがとうございます!!」と気持ちのよいレスポンスをしています。

 

彼らにとって感謝の念を持つことが欠かせないようで、それをLINEスタンプやSNSでもキッチリ表現しているようです。これは我々世代とは顕著に違っています。「いつか言おう、言わなくても察してよ」はもう完全に時代遅れです。

 

次に「リスペクト」。お互いにリスペクト(敬意)を持たないと関係性が続かないとも言います。無論、これは若者世代ばかりではなくどの世代でも同じですが、彼らは特に重要視しています。

 

逆に友人や仲間をがっかりさせることが一番イヤなことで、信頼関係を築くように心がけているようです。これもあまり過敏になりすぎると生きづらくなりますが見習うべき文化ですね。

 

そして「シェア」。ルームシェア、カーシェア、洋服のシェアなど多彩です。わかち合いの精神はかなり進化しています。

 

我々世代までは所有する欲求が強く、「オレの車」「オレの家」「オレの彼女」自慢が激しかった記憶がありますが、今はそんな話題にはあまりなりません。そんな感性の若者が増えていることは事実なので、気持ちのよいところは進んで取り入れたいものです。

 

感謝、リスペクト、シェアの好循環に乗り遅れないように!

 

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40代から深く生きる人、浅く生きるひと

40代から深く生きる人、浅く生きるひと

松尾 一也

海竜社

気がつけば最近、たのしいと感じる瞬間がなくなっている。モチベーションがあがらない、人間関係に疲れている。就寝する頃には自分が完全に電池切れ、燃料切れになっている……。 最近の自分、ヤバくないっ!? それを特に…

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