北米ボーディングスクールへの留学…オンライン化進むなか「キャンパス訪問」をするメリット

北米ボーディングスクールへの留学…オンライン化進むなか「キャンパス訪問」をするメリット

2021年に入ってからも新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、多様性を重要視する世界中の保護者が、我が子を通わせたいと注目する「ボーディングスクール」の出願プロセスに変化が出ています。SAPIX YOZEMI GROUPの国際教育事業本部長兼Triple Alpha代表取締役社長の髙宮信乃氏が、オンライン化が加速する時代において、「キャンパス訪問」をすすめる理由は何なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

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北米ボーディングスクールへの進学…志望校の選び方は

北米のボーディングスクール進学を考えたとき、約350校という選択肢のなかから、お子様にとって”best fit”な学校を選ぶことは成功の生命線です。その実現のために大きな役割を果たすのが、キャンパス訪問兼インタビューであり、事前に適切な基準で厳選された訪問校から、出願校の最終リストを作り上げていく出願プロセスのなかでも、特に重要です。

 

北米のボーディングスクールに出願する場合、インタビューは必須の要件であり、キャンパスを訪問してのツアーとセットで出願プロセスの一環となっています。それを前提に、インタビューをオンラインで受けられるという選択肢は、あくまでも学校の厚意により、主に留学生や訪問が不可能な出願者を対象としていました。

 

しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響により、いまだ対面での審査を再開できていない学校や訪問が困難な生徒たちも少なくないなか、やむを得ない措置としてオンラインでのツアーとインタビューの方法が定着しつつあります。

 

そんななか、出願プロセスにおける体験に差が出てきているのです。

 

寮設備を持つ現地の私立校である北米のボーディングスクールは、子どもたちが大学進学に向けて将来の準備を行うための場所であり、どの学校に進学するかはその後の人生にとって大きな決断です。

 

キャンパス訪問は、国内に住所を持つ現地の生徒や留学生であっても、最初の挨拶を行う絶好の機会であると同時に、その出願と入学先が正しい選択であるのか、そのコミュニティとの波長が合うかを確認するための機会として活用されてきました。

 

パンデミック以降、当然の選択肢として提供されるオンラインの機会は、学校にとっても出願者にとっても便利なものです。学校側はオンラインイベントで不特定多数のファミリーに対し一度に情報を提供でき、これまでよりも短い時間で多くの出願者とのインタビューをスケジュールできます。

 

また出願者もクリック一つで各学校のオンラインイベントに簡単に参加できるとともに、自分が快適と思う環境を整えた上でインタビューに臨むことができます。

 

一方で、オンラインの機会のみで互いを真に知り合うことができるか、ということを考えたときに、やはりキャンパス訪問に勝るものはありません。その意味で、各学校はパンデミックで加速したオンラインの機会を訪問に代わるものとして考えてはおらず、できることであれば以前のように出願者がキャンパスを訪問してくれることを切望しています。

留学の成功に欠かせない…「キャンパス訪問」の実際

新型コロナウイルスワクチンの世界的な普及を受け、この9月より、多くのボーディングスクールが訪問の受け入れを再開し、Triple Alpha現地スタッフも出願者ファミリーとともに様々な学校を訪問しています。

 

オンラインの機会と比較して、わざわざキャンパスを訪問するメリットは具体的にどのようなものになるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

 

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