(写真はイメージです/PIXTA)

「都会と田舎、どちらのほうが相続税の調査が入りやすいのか?」そして「税務調査にはノルマがあるのか?」、税務署に聞きたくても聞けないことについて、税理士法人・都心綜合会計事務所の税理士・天野清一氏が解説します。

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    調査件数のノルマはあるが「金額のノルマ」はないワケ

    ただ、調査件数のノルマはあるのですが、金額のノルマはさすがにありません。もし金額にノルマを課すと、調査官のなかには強引なやり方で税金を追徴するひとが出てくるかもしれないからです。

     

    たとえば、単純なうっかりミスを脱税に仕立て上げて、重加算税を追徴するというようなケースです。強引で不公平な調査を防ぐため、金額にはノルマを課さないようにしています。

     

    ただし金額にノルマがなくても、調査官のやる気にはやや個人差が見受けられます。あまり出世欲のない方もいれば、業績を上げてガンガン評価してもらいたいと考える方もいるわけです。

     

    やる気満々の調査官にあたれば、調査はその分厳しいものとなります。どのような調査官にあたるかは運に任せるしかありません。

     

    もちろん、いくら調査にノルマがあっても、あるいは田舎で厳しい調査を受けるとしても、正しく申告をしていればなんの問題もありません。相続税の申告はきちんと準備しておくことをおすすめします。

     

     

    ■動画でわかる「相続税の税務調査が来やすいのは都会と田舎のどちら?」

     

     

    天野 清一

    税理士法人・都心綜合会計事務所

     

     

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