「亡くなった家族のクレジット残債がわからない…」個人の借金を確認する方法【税理士が解説】 (写真はイメージです/PIXTA)

故人の財産だけでなく、借金も相続に関わります。故人の借金の全容を調べる方法について、税理士法人・都心綜合会計事務所の税理士・天野清一氏が解説していきます。

【関連記事】子のない叔父の逝去…「これからもお願いね」泣き崩れた叔母が甥姪を調停に呼びつけた理由

相続放棄すべきか?「故人の借金」を調べる方法

相続が発生したとき、亡くなった人に借金があれば、その借金まで相続しなければなりません。これを回避する代表的な手段は相続放棄です。

 

相続放棄は原則として、相続があったことを知った日から3ヵ月以内に行う必要があります。

 

しかし、放棄の手続きをとったほうがいいのかどうかは、借金の全容がわからなければ判断のしようがありません。借金などの債務は通常10年を過ぎると消滅しますし、過払い金があるケースもあるので、借金の内容をしっかり精査して検討する必要があるのです。

 

そこでここでは、亡くなった親の借金を調べる方法について解説していきます。

 

まず、銀行、信金、農協といった金融機関からの借金は、基本的に「全国銀行個人信用情報センター」で確認することができます。もし亡くなった人がこのセンターに加盟する金融機関から借金をしていれば、情報開示をしてもらうことで、その内容を知ることができます。

 

情報開示のためには、センター宛てに郵送で必要書類を届ける必要があります。必要書類は下記の6点などであり、センターのホームページ等で詳しい確認が可能です。

 

  1. 定額小為替1000円分
  2. 登録情報開示申込書(法定相続人用)
  3. 被相続人の死亡を証する資料(戸籍謄本の原本など)
  4. 相続関係説明図(相続人が第3順位の者である場合)
  5. 運転免許証やパスポート等の本人確認書類のコピー
  6. 開示請求者(申込者)が法定相続人であることを証する資料(戸籍謄本の原本)

 

クレジットカードでの決済も、借金のひとつです。カードの借金や消費者金融からの借金の残りについては、「JICC」や「CIC」で確認できます。こちらにも情報開示の申し込みをしておきましょう。

税理士法人 都心綜合会計事務所 代表

昭和24年3月 足立区で生まれる

昭和46年3月 中央大学商学部卒業

昭和50年4月 税理士登録

昭和52年7月 天野清一税理士事務所開業

平成16年8月 新宿区神楽坂に事務所を移転し、都心綜合会計事務所として現在に至る。

平成17年7月~平成23年9月 TKC東京都心会 会長

平成23年9月~ TKC東京都心会 顧問



現在、全国相続協会相続支援センター新宿区神楽坂相談室の室長も務める。

全国相続協会相続支援センター https://www.souzoku-kyoukai.com/

著者紹介

連載税理士が解説!後悔しない「相続税対策」

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧
TOPへ