経営計画の「発表会」…メリットはある?
■発表会の意義
経営計画の発表会は、情報共有ができるだけでなく、さまざまなメリットがあります。
社長にとっては、「作成した経営計画を何としても実行し、成果を出す」という決意表明の場となります。その結果、社員にも同じ決意が生まれます。
また、全員が1つの場所に集まり、経営計画という共通のコミュニケーションツールをもつことになりますので、一体感が高まります。
経営計画の発表会は、次のような手順で開催するとよいでしょう。
①経営計画作成委員会で、発表会の日時を決定します。
②社内通知で社員全員に案内を出し、全員に発表会に出席してもらいます。
③取引金融機関や取引先(お得意様や仕入先)にも案内を出しましょう。出席してもらえれば、会社の経営姿勢への理解が得られます。
④発表会の本番は、司会者を立てて進行します。
⑤社長から、経営計画の作成の意義、経営理念、経営ビジョン、経営目標、経営方針を発表します。
⑥利益目標所管部門より、利益目標を発表します。
⑦各部門長より、部門の主要施策と行動計画を発表します。
⑧最後は、司会者が質疑応答を行い、終了とします。
発表会を実施すると自部門ならびに自分に責任感が生まれる。
具体的行動
作成した経営計画を公の場で発表しよう。
宮内 健次
中小企業診断士 社会保険労務士