「作れば売れる」時代の終焉…コロナ禍に必要な経営者の戦略 (※写真はイメージです/PIXTA)

商品のライフサイクルが長く、在庫を積み上げても問題のなかった高度経済成長期とは違い、今の企業に求められる商品やサービスの供給手段は大きく変わっています。「作れば売れる」時代が終わった今、最小の努力で最大の効果をあげる「経営戦略」で成功した企業の事例をみていきます。

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サプライチェーン・マネジメントで何が実現するのか

高度経済成長期には製品を作れば作るほど売上が上がりました。商品のライフサイクルも長かったので、在庫を積み上げても問題ありません。大量生産して在庫をどんどん増やしました。

 

ところが、「作れば売れる時代」が終わり、顧客が欲しい「商品」を欲しい「タイミング」で供給することが重視されるようになりました。顧客の変化に直面した企業は、供給マネジメントの方法を大きく変えることを迫られたのです。

 

SCMは、商品やサービスの供給手段に注目することで最小の努力で最大の効果(利益)を上げる経営管理手法の一つです。

 

SCMの不変テーマは「必要なものを、必要な場所に、必要なときに、必要な量だけ届けるために、マネジメントの質をどこまで高めることができるか」です。

 

数多く関係組織があり、そこには人が所属していて、多種多様なリスクと利害が存在します。制約条件が複雑に絡み合うなかで「最大限の利益」を「持続的」に上げ続けるために、経営者にはどのような戦略計画が求められるでしょうか。

 

ピーター・ドラッカーは著書『マネジメント[エッセンシャル版]基本と原則(ダイヤモンド社)』のなかで、戦略計画とは、

 

1.リスクを伴う起業家的な意思決定を行い

2.その実行に必要な活動を体系的に組織し

3.それらの活動の成果を期待したものと比較測定するという連続したプロセスが必要である

 

と述べています。

 

変化する環境への将来を見据えた対応を考え、限りある経営資源を使って、永続的に“儲け続ける”手段の一つとして、経営者自らがサプライチェーン・マネジメントの重要性を認識し、社内にその必要性と実行力を浸透させていかなければなりません。

 

しかし、経営者にとっては、具体的に自社が何をしたらよいのか分からない、今、自社で取り組んでいることがSCMといえるのかどうか分からない、というのが本音でしょう。

 

そこでSCMとは何かを理解するために、SCMによって企業が手に入れることができる効果について、事例を交えて詳しく紹介していきます。

 

株式会社オンザリンクス 代表取締役

1975年、広島県生まれ。高校卒業後、自動車部品メーカーに入社。オフィス用品の販売代理店を立ち上げたのち、Windows98の発売を機にプログラミングを独学で学び、ソフトウェア開発に着手。1999年11月、株式会社オンザリンクスの前身となる会社を創業。2008年9月、同社の代表取締役に就任。同社が開発した倉庫管理システムパッケージ「INTER-STOCK」の導入企業は800社を超える(2021年時点)。

現在は物流デジタル化に課題を抱える企業のデジタル化を支援しながら、国内の物流事業者と荷主をデジタルでつなぐ「Jailo(ジャイロ)」プロジェクトを立ち上げ、物流課題の抜本的課題の解決に取り組んでいる。

著者紹介

連載中小製造業の経営者を救う「物流DX」への第1歩

※本連載は、東 聖也氏の著書『WMS(倉庫管理システム)で実現する中小製造業の物流DX』(幻冬舎)より一部を抜粋・再編集したものです。

WMS(倉庫管理システム)で実現する中小製造業の物流DX

WMS(倉庫管理システム)で実現する中小製造業の物流DX

東 聖也

幻冬舎

多くの中小製造業では、倉庫管理や製品を配送する物流工程に課題を残している可能性があります。例えば、多くの倉庫ではいまだ手書きで帳簿をつけたり、エクセルなどで手動で製品の管理を行っています。また、「手配する」「梱…

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