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変容のリーダーシップを発揮し、SCM改革を成功へ
米国の経営コンサルタントであるトム・ピーターズが、著書『エクセレントカンパニー(英治出版)』のなかで、リーダーシップについて以下のように述べています。
「リーダーシップとは、会社のなかで物事が横道にそれたときに姿を現し、うまくいっているときには姿を隠しているものである」
リーダーの仕事とは、組織をつくり上げることであり、人と技術をうまく活用して、革新的で永続的な価値をつくり上げることです。そのためには、人の話を注意深く聞き、励ましの言葉を頻繁に掛けて、その言葉を信頼できる行動で裏付けてあげることが大切です。
組織に変容をもたらすリーダーシップとは、価値観を高め、次にそれを守り通すことです。ここで少し、「価値観」について考えてみたいと思います。
「価値観を高める」とよくいいますが、価値観とはいったいどんなものでしょうか。ある分野で「一番になる」ことかもしれません。マクドナルドのレイ・クロックのように「ハンバーグを挟むあの丸いパンに美を感じる」ことかもしれません。IBMのトーマス・J・ワトソンのように「個々人を尊重する」ことなのかもしれません。アマゾン(Amazon)のジェフ・ベゾスのように「顧客至上主義」もそれに含まれるでしょう。
こうした考えを信じ、実践する企業では、常に「変容」が生まれているのです。
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