(写真はイメージです/PIXTA)

近未来の消費者洞察データを基軸にイノベーション支援を展開する、株式会社SEEDATA代表取締役社長の宮井弘之氏は、仕事で、自分の評価を高めるためには「自社の社長や役員、上司にごまをすれ」と説いています。

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    目的を持った「本気のごますり」は成果につながる

    飲み会とは「飲みニケーション」という言葉すらあるように、貴重な情報収集と親睦の機会です。すでに仲良くなっている人とばかりしゃべっていても、仕事にはなりません。そのようにきちんと目的を明確にしてからは、他人の批判は気にならなくなりました。

     

    実際、クライアントの偉い人や、自社の上司から気に入られれば、仕事には大いに良い影響があります。また、自社の上司に対しては、自分のやりたいことや企画などをそれとなく話しておけば、それが根回しとなって、将来的な布石にもなります。

     

    そうやって名前を覚えてもらっておけば、実際になんらかの関連する企画が発生したときに、あなたが抜擢される可能性が高くなります。

     

    「ごますり」を嫌う人は、「ごますり」は仕事ではなく、楽をしているように見えているのかもしれませんが、目的をもって一生懸命「ごますり」をしてみれば、意外とこれも大変な仕事だと分かるはずです。

     

    よく、ゴルフばかりしている営業部長がいますが、あれも、クライアントとの人脈をつなぐための立派な仕事であり、意外と本人はゴルフなんて好きでもなんでもないかもしれないのです。

     

    「ごますり」も本気でやれば結構な仕事ですが、それが成果につながるのであればなんでもやるというのがビジネスマンの心意気でしょう。

     

    繰り返しになりますが、若い人は、次に会社の飲み会があったら、ぜひ偉い人から順番に話しかけてみてください。意外とそういう偉い人は、偉過ぎて誰からも話しかけられず、一人でいることが多いものですから、喜んであなたの相手をしてくれることでしょう。

     

    もちろん、目上の人が相手なのですから、礼儀はしっかりと守ってください。

     

     

    宮井 弘之

    株式会社SEEDATA 代表取締役社長

     

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