(※写真はイメージです/PIXTA)

勉強のやり方を変え、「東大に合格できる」という実感、ムードが一気に東大合格者を増やすという。中堅校の生徒でも「東大に合格できる」という実感を持ち、勉強のやり方を変えたら、劇的に状況が変わるのです。※本連載は、和田秀樹氏の著書『公立・私立中堅校から東大に入る本』(大和書房、2019年2月刊)より一部を抜粋・再編集したものです。

勉強ができない子の9割は「やり方」が間違っている

■合格は「プロのテクニック」を知っているかどうか

 

たとえば、ゴルフを始めようと思って、初めてクラブを握ったとしましょう。おそらくほとんどの人は、ボールにクラブが当たらないし、当たっても前に飛ばないはずです。

 

ごく一部のセンスのある人は、自分で試行錯誤しながら正しいフォームを身につけて、ボールを前に飛ばせるようになるかもしれません。しかし、基本的には、自己流でいくら練習を繰り返したところで、けっして上達はしません。

 

上達するためにもっとも賢い方法は、レッスンプロなどのコーチから基本を学ぶことです。スイングの基本についてレクチャーを受けたうえで練習を繰り返せば、確実に上達のスピードが上がるものです。

 

ゴルフやテニスなどのスポーツなら上達の理屈がわかるのに、なぜか勉強になると自己流や根性論にこだわる人が多数派です。自己流と根性でうまくいった子だけが「頭のいい子」「やればできる子」とされ、それ以外は勉強をあきらめてしまっています。

 

私にいわせれば、いくらがんばっても成績が上がらないのは、努力のベクトルを間違えているから。

 

勉強ができない子の9割は、「やり方」が間違っているのが原因です。

 

だからこそ、その子に合った「正しいやり方」さえ身につければいいのです。

 

 

和田 秀樹

和田秀樹こころと体のクリニック 院長 

 

 

公立・私立中堅校から東大に入る本

公立・私立中堅校から東大に入る本

和田 秀樹

大和書房

教育書を多数執筆し、多くがベストセラーになっている実績をもつ和田秀樹氏の渾身の書。 2020年の入試改革への備えにもふれ、具体的なノウハウを数多く入れた。 いわゆる「地頭のいい子」でなくとも、東大を目指せる、合…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧