灘校「高校組」が「中学組」に東大現役合格率で勝つ本当の理由 (※画像はイメージです/PIXTA)

中高一貫の灘校には中学から入学する「中学組」と高校から入学するの「高校組」がいる。「高校組」の中には、中学受験時に灘にチャレンジしたものの失敗した人が結構いたという。公立中学に通いながら、必死で勉強し、高校受験でリベンジを果たして灘にやってきて、東大現役合格率で「中学組」に勝ったという。その理由とは…。※本連載は、和田秀樹氏の著書『公立・私立中堅校から東大に入る本』(大和書房、2019年2月刊)より一部を抜粋・再編集したものです。

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公立中高からでも「東大合格」が可能な根拠

■年収500万家庭から東大2人行けた理由

 

公立中学に進学する場合は、勉強熱心な校風の学校を選ぶのが原則です。勉強に後ろ向きな校風の学校の場合、どうしても東大受験のモチベーションを維持しにくくなります。

 

ひどい場合は、優等生がバカにされたり、仲間外れにされるからです。

 

高校受験の進学実績のいい学校や越境入学者(今は、原則OKとなっています)が多い勉強熱心な学校であれば、東大受験を目指してもバカにされる心配もないでしょう。

 

公立中高は、一般的に中高一貫校よりも宿題が少なく、時間的な余裕があります。

 

自分でカリキュラムを組んで勉強できるタイプの人には好都合です。

 

学費が安いというのも公立中高のメリットのひとつです。公立中高に進学することで、塾や予備校にかけるお金を捻出しやすくなります。


 
東京の名門私立中高一貫校の生徒も、多くは塾や予備校の授業を受けながら東大合格を目指しているのが実情です。私立中高一貫校の学費と、塾や予備校の授業料が重なると、家計の負担も大きなものとなります。

 

実際に、公立校を選んで進学し、東大合格を果たした例もあります。私は以前、付き合いがある出版社の編集者から、2人の子を東大に進学させたフリーライターがいるという話を聞きました。

 

そのご家庭の年収は500万円前後。2人の子を私立の中高一貫校に進学させつつ塾にも通わせるのは難しいと判断し、公立校に進学させる決断をしたのだといいます。その代わり塾だけは、麻布や開成など、有名私立高の生徒が多数通うようなレベルの高いところに入会させて、高レベルな勉強に取り組んだそうです。

 

私立の中高一貫校に進学すると、首都圏であれば、授業料は年間100万円近くかかります。一方で、進学塾なら、授業料が高くても、月に4~5万円ほどの出費で済みます。結果的に、半分以下の費用で大学受験用の勉強を続け、東大受験に成功したというわけです。なかなか賢い戦術だと思います。

 

今は地方にいても、動画などで東京の予備校の高レベルな授業を受けることも可能です。中高6年の一貫校でなく、一般の公立校への進学を考えている場合は、こうした戦略を参考にしながら、学校選び、塾選びを進めていただきたいと思います。

 

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和田秀樹こころと体のクリニック院長
精神科医

1960 年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、国際医療福祉大学心理学科教授。川崎幸病院精神科顧問。和田秀樹こころと体のクリニック院長。「I&C キッズスクール」理事長。一橋大学経済学部非常勤講師。27 歳のときに執筆した『受験は要領』がベストセラーになり、緑鐵受験指導ゼミナール創業。製作・監督した『受験のシンデレラ』はモナコ国際映画祭で最優秀作品賞( グランプリ) を受賞し、『「わたし」の人生 我が命のタンゴ』もモナコで4部門受賞、『私は絶対許さない』でインドとニースの映画祭で受賞するなど、映画監督としても活躍している。

著者紹介

連載公立・私立中堅校から東大に入る「本当の勉強法」

公立・私立中堅校から東大に入る本

公立・私立中堅校から東大に入る本

和田 秀樹

大和書房

教育書を多数執筆し、多くがベストセラーになっている実績をもつ和田秀樹氏の渾身の書。 2020年の入試改革への備えにもふれ、具体的なノウハウを数多く入れた。 いわゆる「地頭のいい子」でなくとも、東大を目指せる、合…

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