就業時間まで引っ張る、忙しいフリをする人は赤字社員
あなたは自分の給与が時間当たりいくらなのか、理解できていますか? 仮に、25万円の給与をもらっている方であれば、次のように考えることができます。
25万円 ÷ 20日 ÷ 8時間 = 1時間当たり約1,600円
ならば、1時間で「これ以上の価値」を生む仕事をしなければなりません。しかし残念なことに、仕事のスピードをまったく意識しない赤字社員がたくさんいます。
たとえば、与えられた仕事をできる限り終業時間まで引っ張る「ダラダラくん」。さらには、追加の仕事を振られないようにと、常に忙しいフリをしている「演技派ちゃん」。このような人たちは、自分の時間当たりの給料を理解していないので、たった数百円の経費申請にさえ、平気で1時間以上かけたりするのです。
・朝礼後の管理部の風景
【上司と赤字社員との会話】
上司:このデータの入力、お願いしたいんだけど。
赤字社員:わかりました。(早速、仕事振られちゃったか~)。※上司が席にいる間は仕事をしているフリ。来客で席を離れると、ネットサーフィンで時間つぶし。
※そして午後になり――
上司:午前中に頼んだデータの入力どうなった?
赤字社員:(睡魔と格闘しながら)今、やってますので。
上司:そんなに時間がかかる業務じゃないだろう? だいたい何時頃にできそうなんだ。
赤字社員:(ギクっ)ほかの業務もありましたので……。夕方までには出します。
上司:(こいつに頼むんじゃなかった)できるだけ早く頼むよ。
【上司と黒字社員の会話】
上司:黒字社員、このデータの入力お願いしたいんだけど。
黒字社員: わかりました。いつまでに入力すればいいでしょうか。
上司:できれば、午後1時までには欲しいんだけど。
黒字社員:わかりました。(1時間以内にやれば、あの仕事も午前中に片付けられるか)。
※データ入力に没頭し、1時間後――
黒字社員:(上司に)できました。こんな感じでよろしいでしょうか?
上司:もうできたのか、早いな~。じゃあ悪いんだけど、これもお願いできるかな?
黒字社員:わかりました。この書類のフォーマットはどのようにしましょう?
上司:それは私が考えるから、とりあえず、ベタ打ちして欲しいんだけど。
黒字社員:わかりました(それだったら、何も考えずに入力するだけだ)。
※書類作成に没頭し、1時間後――
黒字社員:(上司に)できました。こんな感じでよろしいでしょうか?
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