長男は東京大学に現役合格、次男は京都大学に現役合格、長女はロンドン大学UCLに現役合格……母学アカデミー代表の河村京子氏は書籍『東大・京大に合格する子は毎朝5時半に起きる』(実務教育出版)のなかで我が家のルール「3歳からのトイレそうじ」が勉強の習慣につながったと説いています。

我が家のルール「3歳になったらトイレそうじをする」

この見出しを見て、びっくりされた方も多いでしょう。

 

「お手伝いじゃなくて、義務?」

「3歳でトイレそうじなんて無理じゃない?」

「学力とトイレそうじにどんな関係があるの?」

 

もっともな感想だと思います。わが家では、3歳から家庭内の仕事をさせていました。それまでもお手伝いはしていましたが、3歳からは仕事として毎日させていました。ここで、あえて仕事としているのは、義務であることを強調したいからです。

 

・きれいが目的ではないトイレそうじ

 

わが家の子どもたちが3歳から経験した仕事が「トイレそうじ」です。「3歳ではまだ無理じゃない?」と不思議に思われたかもしれません。

 

でも、トイレは家のなかで一番小さい部屋です。そうじをする手間もそれほどかかりません。子どもが最初にそうじする部屋としては最適なのです(このアイディアは、『三歳からの便所掃除』(千田夏光/汐文社)からいただきました)。

 

私がそうじをしていたときは、濡れティッシュタイプのトイレクリーナーを使っていましたが、子どもの3歳の誕生日に、バケツと雑巾に変えました。

 

そして、雑巾を絞ることから教えました。3歳の子どもにとって、バケツの水と雑巾は遊びです。バケツに手を入れるとバシャバシャと水を散らし、雑巾を振りまわしては大はしゃぎ。トイレの床は水浸しになり、結局後始末は母である私がすることになります。

 

しかし、そこは見なかったことにして、黙々と後片づけをしました。それはトイレそうじの目的が、「仕事をさせること」だったからです。トイレをきれいにすることではなかったのです。

 

そうこうするうちに、水遊びに飽きてきます。最初は喜んでやっていたのに、しばらくすると、いやがるようになったのです。やっぱり面倒くさいのですね。

 

でも、そこからが親の腕の見せどころです。

 

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東大・京大に合格する子は毎朝5時半に起きる

東大・京大に合格する子は毎朝5時半に起きる

河村 京子

実務教育出版

長男は、東京大学理科Ⅰ類に現役合格 次男は、京都大学理学部に現役合格 長女は、英国のロンドン大学UCLに現役合格 そんな河村家の「子育ての秘密」とは? 悪戦苦闘しながら3人の子どもを育てた河村さんは、こう語ります…

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