我が家のルール「3歳になったらトイレそうじをする」
この見出しを見て、びっくりされた方も多いでしょう。
「お手伝いじゃなくて、義務?」
「3歳でトイレそうじなんて無理じゃない?」
「学力とトイレそうじにどんな関係があるの?」
もっともな感想だと思います。わが家では、3歳から家庭内の仕事をさせていました。それまでもお手伝いはしていましたが、3歳からは仕事として毎日させていました。ここで、あえて仕事としているのは、義務であることを強調したいからです。
・きれいが目的ではないトイレそうじ
わが家の子どもたちが3歳から経験した仕事が「トイレそうじ」です。「3歳ではまだ無理じゃない?」と不思議に思われたかもしれません。
でも、トイレは家のなかで一番小さい部屋です。そうじをする手間もそれほどかかりません。子どもが最初にそうじする部屋としては最適なのです(このアイディアは、『三歳からの便所掃除』(千田夏光/汐文社)からいただきました)。
私がそうじをしていたときは、濡れティッシュタイプのトイレクリーナーを使っていましたが、子どもの3歳の誕生日に、バケツと雑巾に変えました。
そして、雑巾を絞ることから教えました。3歳の子どもにとって、バケツの水と雑巾は遊びです。バケツに手を入れるとバシャバシャと水を散らし、雑巾を振りまわしては大はしゃぎ。トイレの床は水浸しになり、結局後始末は母である私がすることになります。
しかし、そこは見なかったことにして、黙々と後片づけをしました。それはトイレそうじの目的が、「仕事をさせること」だったからです。トイレをきれいにすることではなかったのです。
そうこうするうちに、水遊びに飽きてきます。最初は喜んでやっていたのに、しばらくすると、いやがるようになったのです。やっぱり面倒くさいのですね。
でも、そこからが親の腕の見せどころです。
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