幽霊会社ではないか、テナントの事前審査をすると…
また、滞納を防ぐためには、毎月確実に賃料を支払ってくれる信頼できる借主を選ぶこと、すなわち賃貸借契約を結ぶ前にテナントをしっかりと吟味することが重要になります。
まず入居審査で厳しくチェックして、経営に不安のある会社は避けるよう細心の注意を払います。具体的には、商工リサーチや帝国データバンクなどの信用調査会社によって、借り手企業に関する調査レポートを作成してもらい、それを判断材料として、入居を認めるか否かを検討するのです。
また、信用調査会社でも経営状況を把握していないような小規模の会社については"現地調査"を行います。
「本社と称されているオフィスにその会社の看板が掲げられているのか」「(オフィスに出入りする人の数や様子などから)本当に事業が営まれているのか、幽霊会社ではないか」などを確認して、十分に信用できる会社か否かを判断・分析するのです。このような現地調査等は、個人のオーナーでも行うことが可能ですが、管理会社に委託してもよいでしょう。