不動産投資でよく聞く「家賃保証」倉庫にもあるの?
滞納リスクを軽減するための手段としては、家賃保証会社の利用も有効な選択肢の一つになり得ます。家賃保証会社は、所定の保証料(たとえば家賃1ヵ月分など)を支払えば、滞納された賃料をテナントに代わって支払ってくれます。
すでにマンションやアパートに関しては家賃保証会社が数多く存在しますが、工場・倉庫の賃貸に関しても保証サービスを提供する業者が現れ始めており、活用するオーナーも増えています。
もっとも、万が一、依頼した保証会社が倒産してしまったら、支払った保証料がムダになってしまうおそれがあります。実際、過去には家賃保証会社が経営破綻し、大きな社会問題となったこともあります。
したがって、どの保証会社に依頼するのか、その見極めが大切になります。
経営的に問題ない会社かどうかを判断する物差しとしては、資本金の額や営業年数、取引銀行などをチェックするとよいでしょう。また、近年、クレジットカード会社の中には、サービスの一環として家賃の集金代行を行っているところもあります(具体的には、テナントの賃料がカード支払いの形で引き落とされる仕組みになっています)。