賃料滞納。「せざるを得ない事情」があるとしても、オーナー側なら勘弁してほしい問題です。ワンルームなどを扱う不動産投資では家賃保証を謳う会社も少なくありませんが、倉庫の場合だと…!? 本記事では『「工場・倉庫」投資のススメ 』(幻冬舎MC)より一部を抜粋し、ちょっとめずらしい「工場・倉庫」投資について解説。とんでもないクレーム事例から滞納を防ぐ方法まで、幅広く紹介していきます。

不動産投資でよく聞く「家賃保証」倉庫にもあるの?

滞納リスクを軽減するための手段としては、家賃保証会社の利用も有効な選択肢の一つになり得ます。家賃保証会社は、所定の保証料(たとえば家賃1ヵ月分など)を支払えば、滞納された賃料をテナントに代わって支払ってくれます。

 

すでにマンションやアパートに関しては家賃保証会社が数多く存在しますが、工場・倉庫の賃貸に関しても保証サービスを提供する業者が現れ始めており、活用するオーナーも増えています。

 

もっとも、万が一、依頼した保証会社が倒産してしまったら、支払った保証料がムダになってしまうおそれがあります。実際、過去には家賃保証会社が経営破綻し、大きな社会問題となったこともあります。

 

したがって、どの保証会社に依頼するのか、その見極めが大切になります。

 

経営的に問題ない会社かどうかを判断する物差しとしては、資本金の額や営業年数、取引銀行などをチェックするとよいでしょう。また、近年、クレジットカード会社の中には、サービスの一環として家賃の集金代行を行っているところもあります(具体的には、テナントの賃料がカード支払いの形で引き落とされる仕組みになっています)。

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「工場・倉庫」投資のススメ

「工場・倉庫」投資のススメ

三浦 孝志

幻冬舎メディアコンサルティング

高齢化と人口減少により、空室率が上昇し続けているアパート・マンション。都心部の一等地にあるような立地条件のよい物件か、付加価値の高い築浅物件でもないかぎり、もはやアパート・マンション投資で儲けることはできません…

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