茨城県のアパート「利回り30%で満室」…サラリーマンの凄技

経済基盤が安定すると、人は心に余裕を持ち、豊かな人生を送れることを多くの大家を取材して強く感じたという。1万人の大家を取材してきた著者が、サラリーマンの定年後に毎月着実に家賃収入を得ることができる不動産で資産を増やす方法を伝授する。本連載は賃貸不動産オーナー向け経営情報誌「家主と地主」の編集長の永井ゆかり氏の著書『1万人の大家さんの結論!生涯現役で稼ぐ「サラリーマン家主」入門』(プレジデント社)から一部を抜粋、再編集した原稿です。

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現状回復は自らで。アパート経営で声楽家を継続

家主業で実現させたソプラノ歌手の夢

 

秋田県秋田市のソプラノ歌手・菅原久美子さんは、声楽家を続けるために家主になった。

 

2006年からアパートの取得を始め、34戸所有し利回りは20%を実現。収益性を高めるために手間のかからない原状回復工事やクリーニングは自分で行う。しかも「独学ではうまくいかない。基礎がしっかりしていないと」と考え、職業訓練校に通ったほどの徹底ぶりだ。リフォーム費用は約半分に抑えている上に、人口減少で空室率が上昇している秋田でほぼ満室稼働を実現している。

 

空室率40%超という地域で、利回り30%を超える満室経営を続けているという。(※写真はイメージです/PIXTA)
空室率40%超という地域で、利回り30%を超える満室経営を続けているという。(※写真はイメージです/PIXTA)

 

賃貸経営を本格的に始めたきっかけは、あるテレビ番組に出演していた、ハリウッドで活躍する日本人女優の工藤夕貴さんの話だったという。

 

「ハリウッドで女優を続けるためにはレッスンなどを受ける資金が必要で、現地で不動産を売買して資金を調達していたようだ。その話を聞いて、芸事をやっている人間も不動産に投資をしていいのだと思った」と菅原さん。

 

音楽科を卒業してソプラノ歌手として活動を続けたいと考えていたが、リサイタルを開くにも資金が必要なため、仲間でも諦める人が多かった。そんな中、賃貸住宅経営という新たな収入源を得てリサイタルを開く夢を実現できたというわけだ。

 

介護事業者と連携した「福祉アパート」で社会貢献

 

鈴木かずやさんはサラリーマンの傍ら、茨城県内で4棟の賃貸住宅を経営する。空室率40%超という地域で、利回り30%を超える満室経営を続けている。そんな鈴木さんが運営しているのは、「福祉アパート」だ。


2014年に茨城県内で、まず300万円の戸建てを購入し、2016年にはアパートを購入したが、購入前から空室率が高いエリアのため、普通にやってもなかなかうまくはいかないだろうと考え、当初は「高齢者向きアパート」というコンセプトで募集した。

「家主と地主」 編集長

1975年、東京都生まれ。日本女子大学卒業。1998年「亀岡大郎取材班グループ」に入社。住宅リフォー ム業界向け新聞、リサイクル業界向け新聞、ベン チャー企業向け雑誌などの記者を経て、賃貸不動産 オーナー向け経営情報誌「家主と地主」編集長、賃貸住宅業界向け新聞「週刊全国賃貸住宅新聞」編集長を歴任し、2004年、全国賃貸住宅新聞社取締役に就任、現在に至る。新聞、雑誌の編集発行の傍ら、家主・地主や不動産会社向けのセミナーでの講演活動を行う。本書が初の著書となる。2児の母。

著者紹介

連載一生お金をチャリンチャリン稼げる「サラリーマン大家」入門

1万人の大家さんの結論! 生涯現役で稼ぐ「サラリーマン家主」入門

1万人の大家さんの結論! 生涯現役で稼ぐ「サラリーマン家主」入門

永井 ゆかり

プレジデント社

ひと昔は、大家さんというと「不労所得が得られる」と言われた。現在は人口が減少し、空室は増え、入居者の層も多様化し、世の中が複雑化したことで、大家の経営の難易度は確実に上がっている。しかし、やり方さえ間違わなけれ…

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