いつの時代もなくならない相続トラブル。「生前しっかり話し合ったから大丈夫」…ではないのです。大切な人の死後、まさかの事態が起きてしまったら? 相続終活専門協会代表理事・江幡吉昭氏が実際の事例をもとに解説します。 ※本連載は遺言相続.com掲載の事例を編集したものです。プライバシーに配慮し、相談内容と変えている部分があります。
「焼き場で骨を拾うようなこともできない」
もちろん厳格に守っていたら葬儀など7日間何もできなくなるわけですし、入院前の準備が大切というわけです。
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コロナと相続で「モノ・カネ・家族」を失わない方法
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タレントの志村けんさんが亡くなられた際、ご遺体に会えず、お骨となって戻ってきた旨の報道がされていましたが、実際はコロナで亡くなると、ご遺体から多くのコロナが排出されますので「会うことはおろか焼き場で骨を拾うようなこともできない」といった話もたくさん聞きます。
コロナは感染自体も大変なことですが、入院したり、万が一の事態が発生したりした場合、多くの不都合をご家族にかけることになるのです。
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江幡 吉昭
株式会社アレース・ファミリーオフィス代表取締役
一般社団法人 相続終活専門協会代表理事
株式会社アレース・ファミリーオフィス 代表取締役
一般社団法人相続終活専門協会 理事
大学卒業後、住友生命保険に入社。その後、英スタンダードチャータード銀行にて最年少シニアマネージャーとして活躍。2009年、経営者層の税務・法務・ 財務管理・資産運用を行う「アレース・ファミリーオフィス」を設立。以降、4000件以上の相続案件を手がけた「相続のプロ」。数多くの相続争い(争族) を経験するなかで、争族を避けるノウハウを確立。そうした知見を幅広く認知してもらう目的で「一般社団法人相続終活専門協会」を設立し、代表理事に就任。
著書『プロが教える 相続でモメないための本』(アスコム刊)などがある。
遺言相続.com(https://egonsouzoku.com/)
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連載相続専門家・江幡吉昭の「相続争いはこうやって防ぎなさい」