いつの時代もなくならない相続トラブル。「生前しっかり話し合ったから大丈夫」…ではないのです。大切な人の死後、まさかの事態が起きてしまったら? 相続終活専門協会代表理事・江幡吉昭氏が実際の事例をもとに解説します。 ※本連載は遺言相続.com掲載の事例を編集したものです。プライバシーに配慮し、相談内容と変えている部分があります。

「焼き場で骨を拾うようなこともできない」

もちろん厳格に守っていたら葬儀など7日間何もできなくなるわけですし、入院前の準備が大切というわけです。

 

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タレントの志村けんさんが亡くなられた際、ご遺体に会えず、お骨となって戻ってきた旨の報道がされていましたが、実際はコロナで亡くなると、ご遺体から多くのコロナが排出されますので「会うことはおろか焼き場で骨を拾うようなこともできない」といった話もたくさん聞きます。

 

コロナは感染自体も大変なことですが、入院したり、万が一の事態が発生したりした場合、多くの不都合をご家族にかけることになるのです。

 

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江幡 吉昭

株式会社アレース・ファミリーオフィス代表取締役

一般社団法人 相続終活専門協会代表理事

 

本連載に記載されているデータおよび各種制度の情報はいずれも執筆時点のものであり(2020年8月)、今後変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。

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