日本各所に点在する、高級住宅地。どのようにして高級住宅地となったのか、その資産価値はどれくらいなのか。富裕層が住む、知られざる高級住宅地のストーリーを紐解いていきます。今回ご紹介するのは、文京区本駒込6丁目。

 

持ち家率は、文京区平均47.26%を10ポイント以上も上回る59.64%で、1戸建ては370世帯。都心の大邸宅に住む富裕層の姿が徐々にみえてきました。

 

続いて、就業している人の属性をみていきます。大和郷に住む3,529人のうち、15歳以上の就業者は1,611人。職業分類別にみていくと、最も多いのが、医師をはじめとする医療関係者である「医療・福祉」で195人。実に10人に1人以上という水準です。また就業者のうち14%が企業の役員。7人に1人は企業の重責を担っています。

 

2020年公示地価をみていくと、文京区本駒込6丁目、巣鴨駅まで徒歩8分の住宅地で、400万円/坪(121万円/m²)。該当の場所は、162.75坪(538m²)の住宅で、土地代だけでも6億5,000万円以上と、一般人の生涯年収を軽く超えるレベルです。

 

かつて、100坪から200坪と広大な単位で分譲された大和郷界隈。余裕ある区画はそのままに、景観に配慮された街並みが形成されてきました。開放感あふれる雰囲気は、ここが東京の真ん中だということを忘れてしまうほどです。

 

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