日本は超高齢社会を迎え、労働人口は目に見えて減少しており、年金財源の枯渇を防ぐべく、定年引き上げを実施する企業も増えています。そんな今だからこそ「貴重な人材をどのように扱うべきか」という課題を再考しなければ、企業は運営不能になってしまう可能性があります。本連載では、株式会社プレジデントワン代表取締役である松久久也氏の著書『確実に利益を上げる会社は人を資産とみなす』(幻冬舎MC)より一部を抜粋し、資産としての「人材」とどう向き合うべきか解説します。

 

知識を得る最後の方法は人の話を聞くことです。人の話から気づきを得て、仕事上の課題や人生の苦境を克服したというケースは多いものです。またメーカーに勤める人間が消費者である他人から製品の問題点を指摘され、その言葉がヒントとなってヒット商品を生み出したという例もよく聞かれます。人から得る情報には無駄がなく、とても貴重なものばかりです。

 

机上の知識が鍛えられる機会でもあります。また人生を劇的に変えるのも人の話であることが多いのです。誰でも自分の人生に大きな影響を与えた人の話が耳に残っているはずです。ただ、知りたいときに手軽に話を聞けるわけではありません。何らかの縁が必要となりますので、日頃から周囲とのコミュニケーションを密にするよう心がけることが大切です。

 

※本記事は連載『確実に利益を上げる会社は人を資産とみなす』を再構成したものです。

 

松久久也

株式会社プレジデントワン代表取締役

 

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確実に利益を上げる会社は人を資産とみなす

確実に利益を上げる会社は人を資産とみなす

松久 久也

幻冬舎メディアコンサルティング

人をコストとみるか。資産とみるか。その選択が、会社の明暗を分ける! 日本は超高齢社会を迎え、労働人口は目に見えて減少。年金財源の枯渇を防ぐべく、定年引き上げを実施する企業も増えている。今こそ「貴重な人材をどのよ…

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