人口減少の局面になり、厳しさが増す不動産投資。今後、どこが投資エリアとして有望なのでしょうか。不動産投資には欠かせない要素である「人口」や「不動産取引の現状」などをもとに検討していきます。今回紹介するのは、西東京市「保谷」。

住宅街に畑が点在…のどかな光景広がる、東京の郊外

「保谷」は東京都西東京市に位置する、西武池袋線の駅です。練馬区との境にあり、ホーム東側の1/3ほどは練馬区側にあります。

 

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2001年に田無市と合併し西東京市が誕生するまでは、保谷市として単独で存在していました。西武新宿線「田無」とともに、西東京市の中核をなしています。

 

駅北口を出ると、再開発によってできたロータリーと、街路樹が植えられた福泉寺通りが伸びています。その先に横断する都道25号線は、駅周辺では通行量の多い通りで、郊外街型の店舗も立地。駅前に行かなくても日常の買い物をすますことができます。駅南口にも再開発でロータリーができ、郊外の住宅地駅らしい整然とした雰囲気が漂います。北口エリア同様、住宅街のなかにもスーパーなどの店舗があり、駅前に行かなくても日常の買い物はすませることができそうです。

 

また商業施設も揃う池袋寄りの隣駅「大泉学園」は自転車で10分、徒歩で30分程度。ある程度のものであれば、生活圏内で揃えるとができそうです。

 

「保谷」駅周辺は、マンション・アパートと戸建てが混在する東京のベッドタウン。元々近郊農業が盛んだった地域で、いまでも住宅地のところどころにキャベツ畑などが残る、のどかな光景がひろがります。

 

ただ多くが無計画に宅地化が進んだこともあり、交通量の多い幹線道路以外の道は細く、また複雑に入り組んでいます。行き止まりも多いので、住人以外は迷ってしまうかもしれません。住宅街は街路灯も少ないので、少々心細く感じるかもしれませんが、静かで落ち着いた環境。オンとオフはきちんとスイッチしたい、という人におすすめの環境です。

 

■保谷の交通利便性

「保谷」は、各駅停車のほか、準急や通勤準急なども停車する駅です。平日通勤時間に「保谷」~「池袋」は21分ほど。また東京メトロ有楽町線直通で「有楽町」「豊洲」方面、副都心線直通で「新宿三丁目」「渋谷」、さらに横浜方面にもダイレクトにアクセスできます。

 

また各駅停車の始発が、7時台に4本、8時台に3本あるのもポイントです。

 

南北の移動はバス便が便利で、西武新宿線「田無」やJR中央線「吉祥寺」や「三鷹」などにアクセスできます。また北口からはコミュニティバスも運行されています。

 

西武池袋線/PIXTA
西武池袋線/PIXTA

 

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