人口減少の局面になり、厳しさが増す不動産投資。今後、どこが投資エリアとして有望なのでしょうか。不動産投資には欠かせない要素である「人口」や「不動産取引の現状」などをもとに検討していきます。今回紹介するのは、京王電鉄京王線23区内の12駅をみていきます。

京王線23区内12駅を、不動産投資の観点でみていくと

「新宿」と「京王八王子」を結ぶ、京王電鉄京王線。「笹塚」から京王新線で「幡ヶ谷」「初台」と進み、「新宿」で都営地下鉄新宿線と相互直通運転を行っています。また「調布」では京王相模原線が分岐し「京王多摩センター」「橋本」方面へ、「北野」では京王高尾線が分岐し「高尾山口」へ向かうことができます。

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京王線全線が東京都内を走り、都心のベットタウンを結んでいるため、都心と郊外を結ぶ私鉄のなかでも通勤・通学客が多い路線です。

 

また京王線の名物といえば「ダンゴ運転」。通勤・通学のピーク時間帯には、駅数以上の電車が走り、ダンゴ状態になってしまう状態で、利用者のイライラの原因になっていることは確かです。そんなデメリットも「笹塚」~「仙川」で進められている連続立体交差事業で改善されるかもしれないと期待が寄せられています。

 

そんな京王線を23区内の駅に絞り、不動産投資の観点でみていきます。対象となるのは、「新宿」から「千歳烏山」まで、新宿区、渋谷区、世田谷区に位置する12駅です。これらの駅の1日の平均乗降人数をみていくと、圧倒的に多いのが「新宿」。1日に80万人近い人が乗降しています。続くのが明治大学和泉校舎のある「明大前」。ただし京王線単体の乗降者に絞ると、「千歳烏山」「笹塚」「初台」につづき、5番目となります(図表1)

 

出所:京王電鉄
[図表1]京王線23区内駅の「新宿」までの所要時間の目安と1日の平均乗降者数 出所:京王電鉄

京王線23区内12駅周辺…良好な賃貸市場を形成

■京王線沿線の賃貸市場

沿線のマンション・アパートの分布を色で区分する250mメッシュでみていきます。まず10戸以上のマンション、アパートは、各駅徒歩10分圏内に多くの物件が分布し、80件以上を示す赤で占められています(図表2)。11~60戸と中規模のマンション・アパートの分布をみていくと、各駅周辺で60件以上を示す赤橙を、さらに「幡ヶ谷」~「明大前」と「千歳烏山」周辺は、80件以上を示す「赤」が占めます。さらに「八幡山」の北側の甲州街道沿いにも同様に赤色が確認でき、中規模以上のマンション・アパートが多いエリアであることがわかります(図表3)

 

京王線23区内の沿線は賃貸物件の多いエリアですが、特に「幡ヶ谷」~「明大前」と「千歳烏山」周辺に集中がみられます。

 

出所:地域経済分析システム(RESAS:リーサス)より作成
[図表2]10戸以上のマンション、アパートの分布 出所:地域経済分析システム(RESAS:リーサス)より作成

 

出所:地域経済分析システム(RESAS:リーサス)より作成
[図表3]11~60戸のマンション・アパートの分布 出所:地域経済分析システム(RESAS:リーサス)より作成

 

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