コンロ交換より、フライパンを新しくすることを提案
【2】コンロへのイチャモン
軽めのクレームとしては、電気コンロとフライパンの相性が合わずに、電気コンロを替えてほしいというものだ。ガスならば、この手のクレームは出ないが、古い電気コンロだと安いフライパンは反応しないことが多いらしい(ある一定の厚みがないと金属として検知しない?)。
まずは現地に行って、自分で状況を確認しつつ、入居者さんのクレームを真摯に受け止める。
入居者さんが、「本当はガスが良かった」と言えば私も同調して「私も購入時は本当はガスが良かった」と同調。そして、コンロが故障しているのでは?という疑問に関しては、「他の空室で、今回のクレーム入居者が購入したフライパンを試してみる」。
結果、やはりフライパンは温まらない。ということは、「入居者のフライパン」と「設置している電気コンロ」の相性が悪かった。という結論だ。原因は分かっても入居者がそのフライパンで料理ができないという現実は変わらない。そこで、「コンロを替えるよりは、対応するフライパンを支給した方が安い」と考え、それを入居者に提案したところ、入居者さんが自分で何とかするという結論に至った。
現地に行って、一緒に解決策を見つけてあげれば、全て大家負担ではなく、自分で何とかしてくれる入居者もいる。電話・メールなどではなく、直接現地に行って真摯に入居者と向き合っていることが大事だ。